インディーゲームの名作として名高い『LIMBO』『INSIDE』2作品のNintendo Switch版が、両作とも80%オフ以上の大幅なセールを実施している。『LIMBO』が1200円→240円、『INSIDE』が2300円→230円(いずれも税込)と、2本購入してもワンコイン以下で収まってしまう。
2作品はいずれもPlaydeadが手がけた1人プレイ用のパズルアクションゲーム。非常にシンプルなゲーム性とデザインながらも高い評価を受け、多くのフォロワータイトルを呼び込んだ作品だ。
『LIMBO』は2Dモノクロ世界を舞台に、さまざまな残酷な仕掛けをパズル的にクリアして先へ進んでいくというパズルアクションゲーム。『INSIDE』もグラフィックは高精細になっているものの、基本的なコンセプトは全く変わらない。
いずれも暗く、陰鬱な世界でひたすら先を目指して進んでいくというゲームで、物語を説明するセリフやテキストなどはなく、そうしたものはごくシンプルな描写でのみ語られるというストイックな演出も魅力のひとつ。色彩を抑えたビジュアル上の演出も相まって、プレイヤーの想像力を強く刺激するつくりとなっている。
ゲームを彩るのは機械的で冷たい環境音のみ。仕掛けはまるで初見殺しのトラップで、操作キャラは非常にあっけなく死んでしまう。かといって超高難度のゲームというわけでもなく、即死パズルも進めることで直感的に解法を理解できるような絶妙さも備えている。
時に残酷な演出に心臓をきゅっと掴まれたような気持にもなりつつ、先へ先へとプレイする手が止まらない名作のひとつだ。