Googleは12月4日、2025年のGoogle検索ランキングを公式ブログにて発表した。このランキングは、2025年1月1日から11月20日までの期間において、Google検索で前年と比較して検索数が急上昇したキーワードを集計したものであり、その年の話題や流行を色濃く反映したデータとなっている。
今回発表されたのは、その年のトレンドを示す「総合急上昇ランキング」をはじめ、映画、アニメ、ゲームなどのエンタメ分野や、「パビリオン」「ぬいぐるみ」といった世相を反映したテーマを含む、多岐にわたるカテゴリー別ランキングである。
ゲームカテゴリーにおいては、2月28日発売の『モンスターハンターワイルズ』と10月16日発売の『Pokémon LEGENDS Z-A』がそれぞれ1位と2位を獲得した。この2作品は、「総合急上昇ランキング」においてもそれぞれ6位と7位にランクインしている。
これらに続き、3位には『Shadowverse: Worlds Beyond』、4位には『SILENT HILL f』がランクインするなど、人気シリーズの最新作や注目タイトルの新情報が検索行動を大きく刺激したことがわかる。
なお、8位にランクインしている『スプランキー』は、音楽ミキシングゲーム『Incredibox』のModから派生したタイトルだ。ポップなキャラクターにアイテムを着せて音楽を奏でるシンプルさと、特定の操作で世界観が一変する演出が動画SNSを中心に話題を呼び、小学生を中心とした若年層の間で爆発的な人気を博している。
アニメランキングでは、衝撃的な展開で話題を呼んだ『タコピーの原罪』が1位となり、2位に『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』、3位に『SAKAMOTO DAYS』、4位に『光が死んだ夏』がランクインした。既存の人気シリーズに加え、ウェブ発の話題作のアニメ化などが注目を集めた形だ。
映画ランキングでは、邦画として初めて全世界興行収入が1000億円を突破した『「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が首位となったほか、2位には『国宝』、3位には『近畿地方のある場所について』が続き、話題性の高い邦画作品への関心が集中した。
また、映画ランキングで6位に入った『チェンソーマン レゼ篇』に関しては、その主題歌である米津玄師の楽曲「IRIS OUT」が、歌詞検索ランキングでトップを獲得している。
また、今年開催された大阪・関西万博に関連して、公式キャラクターの「ミャクミャク」が「ぬいぐるみ」と一緒に検索されたキーワードで2位となるなど、イベントやキャラクターを通じた「ぬい活」の流行も確認された。
