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ウメハラ選手とMenaRD選手の“10先対戦”予告映像でファン感情グチャグチャに。約30年闘い続けた格ゲー界の伝説と世界大会で2度優勝した強者のタイマン世代交代を予感させる中、仲間たちが死闘へ声援

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4月22日、最大規模の格闘ゲーム大会「EVO」の公式とREJECT、Banditsが主催する対戦イベント「獣道 The Beast vs The Bull」へ向けた事前のインタビュー映像が公開された。映像には、プロ選手からのコメントが多数寄せられている。

本企画は、格闘ゲーム界のレジェンドである梅原大吾選手(通称:ウメハラ)と、ドミニカ共和国の強豪MenaRD選手が“10先”【※】で対戦するイベントだ。動画のコメント欄では「画面の前で号泣してる」と、この試合に想いを寄せる声が続出した。

※「先に10勝したプレイヤーが勝者となる」というルールのもとに行われる長期間の試合形式を指す造語。通常の2〜3先取の短い試合では偶然で勝敗が決まることがあるが、10勝をとるには安定した実力が必要となるため、プレイヤーの真の実力差が明確に現れるフォーマットと言われている。

公開された映像には「ウメハラという存在」というテーマのもと第一線で活躍する格闘ゲームプレイヤーたちから複数のコメントが寄せられた。

プロゲーマーのときど氏は「カッコイイってこういう人のことを言うんだろうなっていうのは素直に今でも思ってます」とコメント。旧友の森川氏は「我々世代にとってのスーパースター」と長きにわたりウメハラ選手を見届けてきた点に言及。マネージャーのしのさん氏は「神に近い」と、その存在の大きさを語った。

ウメハラ選手とMenaRD選手の“10先対戦”予告映像でファン感情グチャグチャに。世代交代を予感させる中、仲間たちが死闘へ声援_001
(画像はウメハラへの想い Interview: Fighting Gamersより)
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(画像はウメハラへの想い Interview: Fighting Gamersより)

旧友であるメンおじ氏は、ウメハラ選手が時代ごとの一番強い若者に30年以上もの期間挑戦され続けている点を絶賛。実況者のアール氏は「奴こそが格闘ゲームのすべて」と極めて熱い想いを言葉にしている。いずれも、ウメハラ選手が格闘ゲーム業界を盛り上げた立役者であり、第一線で戦い続けてきた開拓者であることを伝えている。

一方で、YouTuberでありタレントの総師範KSK氏は、ウメハラ選手の対戦相手であるMenaRD選手が「強大すぎる」と語る。同じく関係者もMenaRD選手がカプコンカップ史上唯一、世界大会で2度の優勝を果たした紛れもない猛者である点を強調、苦戦を強いられることは必至であるという緊張感が漂った。

ウメハラ選手の勝利に不安を抱きつつも、「勝ってほしい」「まだやれるぞというところを見せてほしい」と願う関係者たち。しのさん氏は「世代交代という形になるのだろうか」と涙を流し、この勝負にかける熱い想いを語った。

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(画像はウメハラへの想い Interview: Fighting Gamersより)

なお、本イベントの主役であるウメハラ選手は10代のころからゲームセンターで圧倒的な実力を誇り、『ストリートファイターZERO3』の全国大会で優勝し、サンフランシスコで行われた日米決戦で初の世界一に輝いた名プレイヤーだ。

ウメハラ選手の名を不動のものにしたきっかけの一例として、格闘ゲーム大会「EVO 2004」での『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』における対ジャスティン・ウォン戦が挙げられる。体力が残りわずかの状態から相手の連続攻撃にタイミングを合わせて“15回連続”で防御(ブロッキング)し、見事な逆転勝利をおさめたシーンだ。

この名場面は「Evo Moment 37(背水の逆転劇)」と呼ばれ、YouTube等の動画サイト黎明期に拡散され世界中で視聴された。

2010年にはアメリカのゲーム周辺機器メーカー「Mad Catz」とスポンサー契約を結び、同年には日本初のプロゲーマーとなり「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロゲーマー」としてギネス世界記録にも認定された。

そのウメハラ選手は40代を迎えた現在でも、「カプコンカップ」や「EVO」などでトッププレイヤーと渡り合ってきた。

トレーラー内で語られているとおり、彼は30年以上もの期間を闘い続けてきた。関係者が涙ながらにウメハラ選手の勝利に対する不安や願いを吐露したように、若くして世界を2度制した現役王者との本試合は、単なる対戦の枠を超え、格闘ゲーム界における「世代交代」の行方を決定づける歴史的な一戦としての見方も強まっている。

ウメハラ選手の対戦相手であるMenaRD選手は、2025年2月にウメハラ選手を史上最高の選手と称賛し「ウメハラさんと10先させていただけたら、僕の競技人生でこれほど名誉なことはありません」とコメント。「僕の準備はいつでもできています。 ウメハラさんの準備ができたら、教えてください」と宣戦布告した経緯がある。

近日では、「このセットでDaigoを倒すこと… それは私の人生最大の勝利となるだろう。」とEvoのインタビューで語ったMenaRD選手は「俺が勝つ」と勝利への確固たる自信を見せた。

また、ウメハラ選手は50文字以内でこの一戦への「あなた」の言葉をXで募集している。集まったメッセージは「獣道」の公式サイトに掲載されるとのことだ。

サブスクライバーとなってDaigotheBeasTVのYouTube メンバーシップ、またはTwitchのサブスクライブでサブスク限定Discordに入り、お知らせチャンネルから参加することができる。本試合に想いを届けたい方は、ぜひ応援のメッセージを送ってみてほしい。

編集・ライター
『MOTHER2』でひらがなを覚えてゲームと共に育った生粋のゲーマー。 国内外問わず、キャラメイクしたりシナリオが分岐するTRPGのようなゲームが好き。『Divinity: Original Sin 2』の有志翻訳に参加し、『バルダーズ・ゲート3』が日本語化される前にひとりで全文翻訳してクリアするほどRPGが好き。 『ゴースト・オブ・ツシマ』の舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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