声優・俳優の津田健次郎さんが、生成AIで自身の声を無断で模倣した動画が公開されているとして、TikTokの運営会社に対して動画の削除を求める訴訟を東京地裁に起こしていると読売新聞が報じた。
読売新聞の報道によれば、動画をTikTokに投稿しているのは氏名不詳者のアカウントだという。2025年11月の提訴までにナレーション付きの都市伝説や雑学といった動画を少なくとも188本投稿しており、動画による収益は月50万~75万円ほどとされている。
津田健次郎さんの「低音ボイス」生成AIで模倣、動画削除求めティックトック提訴…声無断利用で初の訴訟かhttps://t.co/EH1qSUiyBk#ニュース
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) May 22, 2026
原告の津田健次郎さん側は、動画が生成AIを用いて津田さんの声質を模したナレーションを付けていると主張。津田さん自身の声と誤認させて視聴者を引き付けているとして、不正競争防止法や、著名人が肖像などを独占的に利用できる「パブリシティー権」に基づいた動画の削除を求めているとのこと。
一方、被告のTikTok側はナレーションは普遍的な男性の声であり、友人の声を生成AIに学習させて使用したものと投稿者の外部サイトに明記されていることから、混同は生じず同法の違反には当たらないと主張しているようだ。
動画のコメントの多くは投稿内容の感想や見解で、視聴者は声に引き付けられておらず、パブリシティー権の侵害も認められないとの立場を取っているという。
