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新エンジン「Unreal Engine 6」のロードマップが公開。早期アクセス版は2027年末にリリース。ライブサービス型のコンテンツを簡単に開発する新言語「Verse」に移行し、「Claude」「Gemini」がUEのツール内で作業を補助してくれるように

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6月18日、Epic Gamesは最新のゲーム開発技術やプラットフォームの動向を発表するイベント「State of Unreal 2026」を開催した。

Epic Gamesは開発中である次世代ゲームエンジン「Unreal Engine 6」(以下、UE6)のロードマップと今後の展望を紹介。早期アクセス版は2027年末のリリースを目標に開発が進められている。

現在主流となっている「Unreal Engine 5」(以下、UE5)は、美麗なグラフィックを用いたAAA級(超大作)ゲームの開発に大きく貢献してきた。

「UE6」ではその機能を引き継ぎつつ、『フォートナイト』のような大規模なオンラインゲームを運営・拡張していくための技術を融合させていくという。

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(画像は Rocket League® Reveal | Paris Major Crowd Reactionsより)

一例として、ゲームを動かすためのシステム言語をこれまでのC++から「Verse」という言語へ移行するようだ。

現代のオンラインゲームは、数千人ものクリエイターが同時に関わってひとつの巨大な世界を作り上げているが、「Verse」はこうした大規模でライブサービスコンテンツをより多くの人が安全かつ簡単に開発できるように設計された次世代のプログラミング言語になるという。

また、これまでのゲーム開発は、ひとつのタイトルが完成したらそこでデータが独立してしまうのが一般的だったが、「UE6」では作ったキャラクター、アイテム、ゲームのルールといったデータを、他のゲームや別のエンジンで作られたゲームなどに持ち込み相互運用できる仕組み作りを目指しているという。

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(画像は Rocket League® Reveal | Paris Major Crowd Reactionsより)

さらに、AI技術をゲーム開発ツールの中に直接組み込むことで、クリエイターの生産性を飛躍的に向上させる点についても説明がなされた。

「Claude」や「Gemini」といった最先端の生成AIが、単なるチャット相手としてではなく、Unreal Engineの仕組みを理解した「共同作業者」としてツール内で直接サポートを行ってくれるようだ。

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(画像はUnreal Engineの公式サイトより)

本日より配信が始まった「UE 5.8」では、光の表現を担う技術が強化。これまでハイエンドPCや高性能コンソール向けだった照明表現が、Nintendo Switch 2やPCでも60fpsを維持したまま動作するようになるという。

また、洞窟や崖など複雑な形状の地形を自由に作れる新システム「メッシュ テレイン」が実験的機能として追加されたほか、映像処理(シェーダー)の最適化も大幅に進んだという。一例として『フォートナイト』のシェーダー数を「68%」削減することに成功したようだ。

「UE5.8」については、公式サイトにて詳細も記載されている。

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(画像はUnreal Engineの公式サイトより)

また、今回の発表ではAIをゲーム開発の現場に直接つなぐ新機能も紹介された。これは「Claude」や「Gemini」といったAIをUnreal Engineのプロジェクトに直接接続できるプラグインだ。

これまでの開発現場ではAIにコードを書かせたとしても手動でコピペして貼り付ける必要があったが、このプラグインを使えばAIが開発プロジェクトの内部構造を直接参照しながら作業を手伝えるようになるという。

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(画像はUnreal Engineの公式サイトより)

映像制作の現場向けにも、AIを活用した新しいワークフローが披露された。UE上で組んだ3Dシーンのデータ、カメラの位置や角度、各オブジェクトの奥行き、表面の質感情報をAI生成の設計図として入力することで、構図やレイアウトはそのままに、AIがスタイリッシュな映像に仕上げてくれる。

さらに、生成映像の中からオブジェクトを切り出して3Dアセットとして再利用することも可能で、これらすべてがエンジン内で完結するという。このツールの公開は2027年初頭を予定しているという。

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(画像はUnreal Engineの公式サイトより)

配信では、「Epic Games Store」には3000以上のパートナーから6000以上のゲームが提供されていることも示されており、2025年には、サードパーティのPCゲームへのプレイヤーの支出が「57%」 増加し、過去最高額となる4億米ドルを記録したことも明かされた。

また、プレイヤーが Epic Games Storeで特定のパートナーコンテンツを購入すると、そのゲームのIPのビジュアルが『フォートナイト』で使用できるようになるようだ。2026年から2027年にかけて30種を超えるコラボが実施される予定だ。

なお、「UE」とは、世界中の多くのゲームに使われているゲームエンジン(ゲームを動かすための基盤ソフトウェア)のことだ。『フォートナイト』『鉄拳8』『ファイナルファンタジーVII リバース』など、名だたるタイトルがこのエンジンで作られている。

「State of Unreal 2026」の詳細は公式サイトにて閲覧できる。もしくは公式YouTubeチャンネルにて会場の様子も見られる。

編集・ライター
『MOTHER2』でひらがなを覚え、ゲームと育った生粋のRPG好き。キャラメイクや物語が分岐するTRPG的な体験を好む生態。『Divinity: Original Sin 2』の有志翻訳を経て、『バルダーズ・ゲート3』を独力で全訳し完走。『ゴースト・オブ・ツシマ』の舞台となった対馬のガイドもしている。 Xアカウント(旧Twitter)@Tsushimahiro23

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