Mojang Studiosは7月21日、『マインクラフト』Java版の最低・推奨システム要件を引き上げたことを発表した。なかでも推奨環境のメモリは16GBとなり、最低要件でもVulkan 1.3に対応したGPUが必要になるようだ。
Mojang Studiosは要件更新の理由として、リリースから17年以上が経過してゲームが大きく成長したこと、従来の要件が古いハードウェアとグラフィックス技術を前提としたもので、現在ゲームを快適に動かすために必要な環境を反映していなかったことを挙げている。一方で、更新後の要件も多くの現代のAAAゲームと比べれば比較的低く、ハイエンドなゲーミングPCは必要ないとも説明している。
新たな最低要件・推奨要件は以下のとおりとなっている。
最低要件
・ターゲット:1080p・30fps(「処理優先」プリセット)
・OS:Windows 10 64ビット、Windows on ARM、macOS 12以降、またはLinux 64ビット
・アーキテクチャ:x64、ARM64
・メモリ:8GB(ディスクリートGPUの場合)または12GB(内蔵GPUの場合)
・プロセッサ:Intel Core i3-10100、AMD Ryzen 3 3100、Qualcomm Snapdragon X、またはApple M1(物理4コア以上)
・グラフィック:Vulkan 1.3対応GPU(VRAM 2GB以上)。NVIDIA GTX 950以降、AMD Radeon RX 460以降、Intel Arc A310以降(ディスクリートGPU)、Intel Core i5-6400以降(内蔵GPU)、Apple M1以降、またはQualcomm Snapdragon X
推奨要件
・ターゲット:1080p・60fps(「描画優先」プリセット)
・OS:Windows 11 64ビット、macOS 14以降、またはLinux 64ビット
・アーキテクチャ:x64、ARM64
・メモリ:16GB
・プロセッサ:Intel Core i5-12400、AMD Ryzen 5 5600、またはApple M2 Pro
・グラフィック:NVIDIA GeForce RTX 2060、AMD Radeon RX 5600 XT、Intel Arc A580、またはApple M2 Pro(VRAM 6GB)
新しい最低要件を下回る環境でも、現時点では起動自体は可能とされている。ただし、性能や画質は保証の対象外となり、OpenGLからVulkanへの移行が進むにつれて、将来的には起動できなくなる可能性があるとされている。最低要件を下回る例としては、古いGPUや一部の古い内蔵グラフィックス、IntelベースのMacなどが挙げられている。

OpenGLとVulkanは、いずれもゲームがGPUに描画を指示するために使う仕組み(グラフィックスAPI)だ。Java Editionは、1990年代に生まれたOpenGLを使い続けてきた。しかし、このOpenGLは約9年前に更新が停止しており、macOSでは非推奨となっている。
こうした背景から、Mojang Studiosは2026年2月、描画をOpenGLから後継のVulkanへ切り替える方針を発表していた。また、6月に配信されたバージョン26.2(カオス・キューブド)ではVulkanによる描画が実験的に追加されていた。
『マインクラフト』Java版におけるシステム要件は、7月21日から更新されている。推奨メモリは16GBとなり、快適に動かすために要求されるスペックは以前と比べて高くなっている。
