読売新聞社は、2018年12月26日よりプロeスポーツチーム「G×G(ジー・バイ・ジー)」を発足すると発表した。
このチームは「GIANTS」ブランドを活用したものとなっており、名前は「GAME」と「GIANTS」の頭文字から命名されている。ふたつのGが向かい合うことで、eスポーツとGIANTSの邂逅が表現されているとのこと。また、オンライン対戦などで試合終了後に挨拶として使用される「Good Game」にもかかっている。
読売新聞社はメディアとしての発信力と信頼性を活かし、「G×G」を通じてさまざまなプロジェクトを実践していくことで、日本国内ではまだ馴染みの薄いeスポーツ文化を定着、さらには業界のけん引を行っていくとのこと。なお、「G×G」の運営主体は読売新聞東京本社となっている。
具体的な活動としては、2019年4月より対戦型オンラインカードゲーム『シャドウバース』のプロリーグ「RAGE Shadowverse Pro League」に参戦する予定。他タイトルへの参戦は今後討予定となっている。
なお、2019年1月には「G×G」における『シャドウバース』の選手募集が行われる。1月中に説明会が実施予定で、詳細は「RAGE Shadowverse Pro League」公式サイト、もしくは「RAGE」公式Twitterアカウントで発表される。
2018年11月には、日本野球機構が「eBASEBALL パワプロ・プロリーグ」というeスポーツのプロリーグを立ち上げた。読売新聞社・読売巨人軍もこれに参加しており、フィジカルスポーツの業界もeスポーツに対して興味を持ち始めているようだ。
(c) 読売新聞グループ本社代表取締役社長/読売巨人軍取締役オーナー 山口寿一
2018年は、国内外でeスポーツへの注目度が一気に高まった1年でしたが、今後のさらなる成長には、ファンの裾野をいかに広げることができるかが重要です。読売新聞社は、報道や情報発信に加えて、「G×G」を読売巨人軍のように多くのファンに愛されるチームに育てていくことで、eスポーツの成長と発展に貢献していきたいと考えています。
(c) 読売巨人軍監督 原 辰徳
ジャイアンツに加わった「G×G(ジー・バイ・ジー)」という新しい仲間を歓迎します。プロ野球もeスポーツも最高のエンターテインメント。ジャイアンツと名を冠するチームが目指すのはただ一つ、頂点です。自らの誇りをかけて、ファンを楽しませるために、どんな厳しい戦いであっても常に勝利を目指していきましょう。
文/渡邉卓也