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マンガファン大注目の歴史物語『天幕のジャードゥーガル』アニメ化決定。歴史の“舞台脇”の人物に光を当てた重厚な物語と、それに反して柔らかにデフォルメされた絵柄が魅力。映像制作はサイエンスSARU

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トマトスープ氏によるマンガ『天幕のジャードゥーガル』がアニメ化することが決定した。制作を担当するのはサイエンスSARUで、テレビ朝日系列にて放送予定。その他、放送時期やキャスト、監督などのスタッフ情報は現在のところ発表されていない。

同作は世界史上の大事件である「モンゴル帝国」大躍進の時代を舞台に、ふたりの女性が帝国を揺るがしていくさまを描いた歴史物語。宝島社「このマンガがすごい!2023」オンナ編で第1位を獲得、「マンガ大賞」2023年と2024年で2年連続でランクインを果たすなど、漫画ファンからの注目度が高い作品だ。

物語の舞台となるのは13世紀のモンゴル帝国の後宮。故郷を滅ぼされ、帝国の捕虜となった元奴隷の少女・シタラは、帝国にかつての夫を殺されたモンゴル皇帝の第6夫人・ドレゲネと出会い、知恵を武器に強大な帝国への復讐を目指していく。

原作を手がけるトマトスープ氏は、これまでにも大航海時代の冒険家ウィリアム・ダンピアを描いた『ダンピアのおいしい冒険』でも高い評価を受けているほか、現在は『天幕のジャードゥーガル』のほか、ジョージア王国の田舎貴族を描いた『奸臣スムバト』も執筆中。

いずれの作品でも主人公として描かれているのは、歴史の表舞台で華々しく活躍したわけではないものの、その時代を生きた確かな足跡を刻んだ人物たちだ。これまであまり光の当たったことのない人々を描く同氏の物語は、ときに無慈悲で残酷な展開にもなる重厚なものでありつつ、柔らかにデフォルメされた絵柄によって優しく包まれている。

なお、本アニメの原作であるマンガ『天幕のジャードゥーガル』は、現在チャンピオンクロス上で10話までの無料キャンペーンも展開されている。アニメ版も楽しみなところではあるが、興味があれば一足先に原作に触れてみることもおすすめしたい。

なお、今回のアニメ化決定の報に際して、トマトスープ氏からのお祝いイラスト&メッセージも寄せられている。以下にその全文を引用する。

『天幕のジャードゥーガル』を描き出す10年以上前、モンゴル帝国の歴史にはまった私は「こんなアニメがあったらいいのに」と思いました。そして、もしアニメが作られるならどんなキャラクターでどんな話が展開されたらいいだろう、と頭の中の一人遊びが始まりました。
アニメは作れないけれど、漫画なら一人でも描ける。コピー用紙の裏に描き始めたアイデアはだんだん溜まっていき、いつのまにかコミックスになりました。そして今、本当にアニメになろうとしています。ここまでの道のりに手を差し伸べてくださった全ての方に感謝いたします。
これからはアニメチームの手へ渡り、飛び立っていく『天幕のジャードゥーガル』を私も楽しみに応援したいと思います。

『天幕のジャードゥーガル』アニメ化決定。映像制作はサイエンスSARU_001

以下、プレスリリースの全文を掲載しています


「このマンガがすごい!」ほかマンガ賞を総なめ! いま話題の歴史マンガ『天幕のジャードゥーガル』TVアニメ化が決定

『ダンダダン』などを手掛けるサイエンスSARUがアニメーション制作を担当
原作者・トマトスープ氏からお祝いイラスト&コメントが到着
TVアニメ化解禁の特報PVの公開も

トマトスープ原作で、「スーフル」(秋田書店)連載中の『天幕のジャードゥーガル』がTVアニメ化することが決定いたしました。

『天幕のジャードゥーガル』アニメ化決定。映像制作はサイエンスSARU_002

『天幕のジャードゥーガル』は、13世紀のモンゴルを舞台に繰り広げられる後宮譚。モンゴル帝国の捕虜となった元奴隷の少女・シタラ(ファーティマ)が、同じくモンゴル帝国に対して複雑な思いを抱く、モンゴル皇帝の第6夫人・ドレゲネと出会い、知恵を駆使して帝国を揺るがしていく様子を描いたストーリーです。
宝島社「このマンガがすごい!2023」オンナ編で第1位を獲得、さらに「マンガ大賞」に2023年と2024年の2年連続でランクインを果たすなど、今大注目の歴史マンガです。

TVアニメ化にあたり、『ダンダダン』や『平家物語』、『映像研には手を出すな!』など、その圧倒的クオリティで世界中から高く評価されているサイエンスSARUがアニメーション制作を手掛けます。なお、『天幕のジャードゥーガル』は、テレビ朝日系にて放送されますので続報を楽しみにお待ちください。

■原作者・トマトスープ氏からお祝いイラスト&コメントが到着
待望のTVアニメ化決定を受け、原作者・トマトスープ氏からアニメ化への熱い想いがつまったコメントと、お祝いイラストが寄せられました。お祝いイラストには、昔のカートゥーン調のタッチで、草原や天幕を背景にアニメ化をお祝いする可愛らしいシタラとドレゲネが描かれています。シタラのそばで一緒に喜んでいる仔羊の姿も印象的です。

原作者・トマトスープ氏コメント全文
『天幕のジャードゥーガル』を描き出す10年以上前、モンゴル帝国の歴史にはまった私は「こんなアニメがあったらいいのに」と思いました。そして、もしアニメが作られるならどんなキャラクターでどんな話が展開されたらいいだろう、と頭の中の一人遊びが始まりました。アニメは作れないけれど、漫画なら一人でも描ける。コピー用紙の裏に描き始めたアイデアはだんだん溜まっていき、いつのまにかコミックスになりました。そして今、本当にアニメになろうとしています。ここまでの道のりに手を差し伸べてくださった全ての方に感謝いたします。
これからはアニメチームの手へ渡り、飛び立っていく『天幕のジャードゥーガル』を私も楽しみに応援したいと思います。

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■原作マンガを使用した“特報PV”が公開!! TVアニメのタイトルロゴの解禁も
今回のTVアニメ化決定を受け、原作マンガのイラストを使用した特報PVが解禁。西アジア風の音楽に乗せ、シタラとドレゲネ、そして本作の物語を紹介する内容となっています。
PVの中では、TVアニメのタイトルロゴも公開されています。原作マンガのロゴとはまた違った、それでいて作品性を表現しつつTVアニメへの期待が膨らむロゴとなっています。

【特報PV】
テレ朝アニメ公式YouTube URL:https://youtu.be/OnoZ43A_ThM

原作あらすじ
後宮では賢さこそが美しさ。
13世紀、地上最強の大帝国「モンゴル帝国」の捕虜となり、後宮に仕えることになった女・ファーティマ(シタラ)は、当時世界最高レベルの医療技術や科学知識を誇るイランの出身。その知識と知恵を持ち、自分の才能を発揮できる世界を求めていたファーティマは、第2代皇帝・オゴタイの第6夫人でモンゴル帝国に複雑な思いを抱く女・ドレゲネと出会う──。
歴史マンガの麒麟児・トマトスープが紡ぐ、大帝国を揺るがす女ふたりのモンゴル後宮譚!

サイエンスSARUについて
新しい手法や若手スタッフの育成に取り組み、TV・劇場・配信と多岐にわたり作品を発表するアニメーション制作会社。
代表作にはアヌシー国際アニメーション映画祭長編部門グランプリ・クリスタル賞受賞作『夜明け告げるルーのうた』を始め、『夜は短し歩けよ乙女』、『DEVILMAN crybaby』、『映像研には手を出すな!』、『犬王』、『スコット・ピルグリムテイクス・オフ』、『きみの色』、『ダンダダン』など。

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原作情報
『天幕のジャードゥーガル』(秋田書店)

「スーフル」にて好評連載中!
URL:https://souffle.life/author/tenmaku-no-ja-dougal/
コミックス第5巻、4月16日(水)発売!

『天幕のジャードゥーガル』アニメ化決定。映像制作はサイエンスSARU_009

【テレ朝アニメ公式Xアカウント】
@tv_asahi_anime5
URL:https://x.com/tv_asahi_anime5

【特報PV】
テレ朝アニメ公式YouTube URL:https://youtu.be/OnoZ43A_ThM

※作品の画像をご使用の際は、下記コピーライト表記の記載をお願い致します。
【原作者お祝いイラスト/コミックス書影】
©トマトスープ(秋田書店)2022
【その他】
©トマトスープ(秋田書店)/天幕のジャードゥーガル製作委員会

<作品についてのお問い合わせ先>
株式会社サイバーエージェント
宣伝担当: animeip_pr@cyberagent.co.jp

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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