2023年のゲーム・オブ・ザ・イヤーに輝いた超大作RPG『バルダーズ・ゲート3』のSteam版が、現在20%オフのセールを開催している。Steam版・PS5版いずれもセール対象で、Steam版なら6799円、PS5版も6864円で購入できる。現在までのところ、本作は20%を超えるセールを過去に実施していない。
同作は名作TRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の世界設定を元に制作されたRPGで、いわゆるCRPGと呼ばれるジャンルのゲームだ。ストーリーには大まかな流れこそ用意されているものの、ゲーム中はプレイヤーの選択による細かな分岐が非常に多く、エンディング数はなんと1万7000通りを超えるという。
プレイヤーキャラクターは人間だけでなくエルフやドワーフ、ハーフオークやドラゴンボーンといったファンタジー種族から自由に設定可能で、そこからさらにメインのクラスやサブクラスなどを細かく決めることができる。
そうして決められた種族やクラスは、戦闘だけでなくゲーム中の細かなフレーバーテキストや選択肢にまで影響を与え、非常に没入感の高いロールプレイが楽しめるのが、本作の大きな特徴だ。

メインストーリーとしては、他者の精神を操る種族「マインド・フレイヤ―」の幼生を脳内に埋め込まれた主人公たちが、それを取り除くべく各地を冒険していく、というのが大筋の流れ。
その過程で、プレイヤーたちはTPRGさながらの多様で驚きに満ちた選択をたびたび迫られる。それによって世界はさまざまに様相を変えるため、自分だけの冒険物語を味わえるのだ。


そうしたゲームの奥深さは戦闘にも含まれており、ビルドの多様さや魔法の種類だけでなく、戦闘を始める場所や戦闘の始め方によっても戦闘難易度は大きく変化。例えば高所から奇襲をしかければ、それだけでも大きなアドバンテージをもって戦闘を進めたりできる。
今年4月には「酒」を飲むことで強力なパワーを発揮する“酔拳”モンクや、巨人化することで味方や敵をぶん投げる能力を獲得できるバーバリアンなど、新たに12のサブクラスが追加される大型パッチが配信。同作の冒険にさらなる奥行きが広がっている。

なお、本作は基本的にシングルプレイ用のゲームながら、時間と根気と仲の良い友人さえいれば最大4人のマルチプレイにも対応。シングルプレイとは一味違った面白さが味わえるので、機会があればぜひ試してみていただきたい。友人知人に勧め、沼に落ちていくのを高笑いしながら眺めるのも一興だ。