いま読まれている記事

【発見】『パワプロ』、野球しなくても面白い。新作『パワプロアドベンチャーズ』は1ミリも野球しないのに、あまりに『パワプロ』すぎる。バットの代わりに剣を振ることにしたら、育成ゲームとして純粋に磨かれてしまった

article-thumbnail-2603262a

『パワプロ』
それは野球育成ゲームの金字塔。

シリーズファンも多いし、面白いという話は聞く。
まあ、私はやったことがないんですけどね。だって野球知らないし。3ストライク=1アウトってところまではわかる。ショートって何。

だけど私、気づいちゃいました。『パワプロ』って、「野球」要素がなくてもめっちゃ楽しめちゃうんですよ。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_001

本日から配信を開始した新作モバイルゲーム『パワプロアドベンチャーズ』(以下『パワアド』)、KONAMIからリリースされる正真正銘ガチでマジの『パワプロ』シリーズ正規品。
けれどもそこには野球のやの字もありません。

『パワプロ』が人気なのは野球が面白いから? 違うね。今なら断言できる。
『パワプロ』が面白いからだ。

野球要素が消えたことで育成ゲームとして『パワプロ』が面白いことが証明されてしまった。チェンジアップが何なのかわかってなくても楽しめる『パワプロ』がここにある。

執筆/お茶じぇっと
編集/恵那

バットもボールも、甲子園に置いてきた。代わりに剣を振れ

『パワアド』の舞台は剣と魔法ファンタジー世界。ココには魔物がいて、魔法が使えて、バットは無い。

「バットが無いなんて、じゃあ僕達は何を振って生きればいいんだ!」

ご安心ください。この世界では木の棒でボールを打ったり投げたりする遊びの代わりに、健全な青少年たちはみんな冒険者を目指しています。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_002

まさに王道のRPG。技もRPG。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_003

あっちには獣人、こっちにはエルフ、そっちには眼鏡のヤンスロット。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_004

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_005

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_006

やんす…!?おまえ、やんすじゃないか……!?!?

(嘘はよくないでやんすよ)
……確かに、『パワプロ』のパの字くらいは”いた”かもしれません。
キャラデザはバッチリ『パワプロ』でやんすね。なんだか異世界転生でもしてきたみたいな、ただならぬ風格を感じるでやんす。

でもこのゲームが『パワプロ』なの、キャラデザだけではないんでやんす。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_007

いやこれ『パワプロじゃね―か!』と思う方も多いのではないでしょうか。

野球ミリしらで本シリーズを遊んだことがなかった筆者ですが、筆者の隣で遊んでた編集さんは「これパワプロじゃんwwww」とゲラゲラ笑っていたので、どうやらこのゲーム『パワプロ』みたいです。そう言えばタイトルにも『パワプロアドベンチャーズ』って書いてあったな。

とは言っても、ここは異世界。たぶん十干十二支もないので、甲子園なんてありません。育成するのも「野球選手」ではなくて「冒険者」。つまり野球用語なんて、一切出てこないのです。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_008

冒険者を育成する学園を舞台に、卒業まで訓練を積み重ね、キャラを育てていく。
ステータスをあげ、スキルや必殺技を覚え、時には休み、通院し、デートもする……。

うん!『パワプロ』だコレ!
純度100%のファンタジーなのに『パワプロ』だよこれ。

何度も言うようだけど、野球は一切しません。たぶん全ゲーム人口の99割が知っているRPG的ファンタジー世界の基礎知識があればプレイできちゃいます。当然、訓練の成果を発揮するのも試合ではなくモンスターとの戦い。バットの代わりに剣を振るのです。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_009

バトルは育成した選手……ではなく冒険者をパーティに配置して、あとはオートで進行していくというシステム。要するにこのゲーム、ひたすら冒険者を育てまくっていけばいいっぽいです。

今まで、『パワプロ』って野球のゲームだとばかり思っていました。でもどうやら違うみたいですね。
『パワプロ』は野球ゲームじゃなくて「育成」ゲームなんです!!!(大発見)。

これまではたまたま育成ゲームの舞台が「野球」だっただけなんですよ。

”野球”が面白いから『パワプロ』が面白いんじゃァない!『パワプロ』の仕組みが完成してるから面白いんだッ!

野球の影も形も残っていないとですね、理解させられました。

『パワプロ』の「サクセス」が”完成”しているという事実を。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_010

そもそもサクセスは何年も遊ばれて、更新され続けてきたシステム。
ゲームがあふれるこの時代に生き残っているということは、それがもう面白いことの証明なんです。

サクセスは極端に言ってしまえば、強いキャラを作ることが目標です。
しかし育成できるターンは限られているので、プレイ中は最高効率を求めて試行錯誤の連続。ランダム要素も多く、訓練ごとに変わる状況から、常に最適解を求めていくゲームになっています。

サクセスの基本は訓練を行い、ポイントを稼いで、キャラを強化していくこと。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_011
筋力などのポイントをパワーなどのステータス、スキル、必殺技に割り振ることでキャラの育成方向を決めれる

もちろん強いキャラ、ステータスの高いキャラを育てようと思えば、たくさん訓練をしたほうがいい。
でも訓練には「ケガ率」というものがあります。訓練をすれば体力が下がり、体力が下がるとケガ率が上がる。

ケガをしてしまうとターンが無駄になる……どころか「やる気」も下がり、後の訓練の効率が下がってしまいます。

訓練はたくさんしたいけど、失敗が怖いので休んだほうがいいかも。この駆け引きがたまらない興奮の材料になるし、体力が減りにくい訓練メニューを考えたり、今週は訓練せずに遊んで「やる気」を上げることにするかな?など、できることはほかにもある。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_012
訓練は体力を消耗し、体力がないとケガ率が上がる

他にも訓練の効率は、サポートしてくれる「イベキャラ」がどこに配置されるかによっても変わるし、一緒に訓練すれば評価が上がり、訓練効率が激増する「スペシャルタッグ」ができるようになる確率も上がる。

「剣士」とか「魔法使い」といったジョブごとに必要とされる能力も変わるし、どのスキルや必殺技を獲得するのか、そのためにはどのポイントを稼ぐべきなのか、あるいはどのキャラと仲良くすべきなのか……

要するに、効率の良い訓練をしようとすれば考えることはたくさんあるし、目指すビルド次第でやり方も変わる。プレイするたびにサクセスの”味”が違うんです。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_013
イベキャラは訓練をサポートしてくれる仲間。レア度があり、ガチャで入手できます
『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_014
ジョブは他にも剣士、弓使い等

ただガチガチの育成シミュレーションになっているわけではなくて、さまざまなキャラクターたちとのイベントが発生していくのもサクセスの醍醐味。

女の子と仲良くなれば、もちろん「デート」も可能です。もちろんこの世界はファンタジーなので、白髮幼馴染エルフとかがでてきます。

これもまた、繰り返し遊んじゃう理由の一つかもしれません。
したいよね、デート。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_015
私も白い髪の優しいエルフの幼馴染がほしかった

デートの内容は皆さんの初めてを尊重したいので内容には触れません。
「よかった」とだけ言いましょうか。

……訓練そっちのけでデートにかまけてるし、やっぱり『パワプロ』だなこれ。


まったく同じ状況になることはない、繰り返すうちに過去の経験から最適解が見つかる。
シナリオ強化、キャラ強化によって新たに育成するごとに上がる評価、強くなる冒険者。

一回で完璧を目指す必要はない、むしろ繰り返して、強化して、違う編成、選択を試してみてこそ、より強くなる。やればやるほど強くなって楽しくなる。

それはそうとデートはしたい。
そんなわけでサクセスをやればやるほど次へ次へと繰り返してしまうんですね。

『パワプロアドベンチャーズ』先行プレイレポート|評価・感想・レビュー_016

『パワプロアドベンチャーズ』
ファンタジーの世界なのに『パワプロ』。
『パワプロ』なのに野球要素ナシ。

だけど「サクセス」という一番おいしいところは存分に味わえる。
これはすこし、ずるいゲームかもしれない。

©Konami Digital Entertainment
※画像は開発中のものです。

ライター
子守歌がB'zと初音ミクのZ世代。夢中で振ったWiiリモコン 、公園に持ち寄った3DS、お下がりのタブレットで通話しながらのswitch、お手本のようにゲームで育った人間。座右の銘は「しない善より、する愚行」 
Twitter:@ochajetto
編集・ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合がございます

新着記事

新着記事

ピックアップ

連載・特集一覧

カテゴリ

その他

若ゲのいたり

カテゴリーピックアップ