【更新 2018/10/18 20:09】 PlayStation公式サイトにて、同アップデートにて「※特定のメッセージを受信した際にエラーが発生する不具合について、対応を行いました。」と発表された。
【原文 2018/10/18 08:20】 ソニー・インタラクティブエンタテインメント(以下、SIE)は10月17日、PlayStation 4においてシステムソフトウェア バージョン6.02の配布を開始した。ファイルサイズは447.4MB。アップデート内容としては、「システムソフトウェアにおいて、動作の安定性を改善しました。」とだけ簡素に記されている。
先日には「特定の文字列を含んだメッセージなどを受け取るだけでシステムがクラッシュする」というPS4システムにおける脆弱性が発覚(参考記事)。海外フォーラムRedditのPS4サブレディットを発端に大きな話題となり、以降、被害が複数報告されている。SIEは電ファミニコゲーマーふくむ複数のメディアの問い合わせを受け、「問題を認識しており、現在調査中である」と返答していた。
今回のアップデートでは、攻撃メッセージについて直接的に触れられている文言は一切なく、問題が解決したのかどうかは不明瞭な状況となっている。
We've since fixed the issue, and it wasn't bricking consoles, just sending them into a crash loop that can be quickly fixed in under 5 minutes. Delete the message on the PS mobile app, go into Safe Mode, use Option 5, console back to normal. ^DB
— Ask PlayStation UK (@AskPS_UK) October 15, 2018
※10月15日の英国ソニーTwitterアカウントのツイート。
この状況に際して、イギリスのPlayStation公式サポートアカウントによる10月15日の発言にも注目が集まっている。ユーザーからの質問を受けた同アカウントは、「5分で可能な問題解決方法とともに、この問題は解決済み」と返答。これがすでに同問題を解決していることを意味するのか、それとも「PS Mobile Appで該当メッセージを削除し、セーフモードのオプション5を選ぶ」というリカバリー手段を伝えているにすぎないのかは、やや判断しづらい。
該当ツイートは180回を超えるリプライがついており、その中には「その手段でも直らない」と主張するツイートもいくつか確認できる。
なお、国内メディア4gamerに対しSIEは10月16日、「状況は認識しており、ソフトウェアアップデートで対応する」といった旨の返答をしている。
情報は少なく錯綜しており、はたして本当に不具合の修正が行われたかどうかは、現状明確に示されているとは言い難い。今後もメッセージの送受信をフレンドのみ、あるいは許可しないに設定し、この不具合が修正されたという正式な報告がなされるまでは待つことを推奨したい。
文/古嶋誉幸