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1000年後に『ポケモン』の化石を発掘するとどうなる? “フィクションとしての考古学”を創る現代アーティストの公式コラボ作品が制作決定

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 現代アーティストのダニエル・アーシャム氏が、『ポケットモンスター』(以下、ポケモン)をモチーフとした作品を制作するプロジェクト「Relics of Kanto Through Time」が発表された。『ポケモン』が現代アーティストとコラボレーションするのは初の試みだという。

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©Daniel Arsham Courtesy of NANZUKA
©2020 Pokémon. TM, ® Nintendo.

 ダニエル・アーシャム氏は、アメリカ・ニューヨークを拠点に「フィクションとしての考古学」をコンセプトとした作品を制作しているアーティストだ。1980年アメリカのオハイオ州で生まれ、名門アートアカデミー、クーパーユニオンを卒業。今日あるものすべてを対象に、未来の考古学者になったつもりで自分たちの生活や日常を見つめるというテーマで、立体作品、ペインティング、インスタレーション、そしてパフォーマンスといった芸術活動を続けている。

 そんな氏が手掛ける「Relics of Kanto Through Time」シリーズでは、“これから1000年先、西暦3020年の世界でポケモンを発掘する”というテーマに基づいた作品が公開されていく予定となっている。「ポケモンを幼少期から自分たちの文化や世界の一部のように感じていました」と語るアーシャム氏は、自らが思いを寄せるポケモンを愛すべき「生きもの」として、あるいはその「遊び」を象徴するアイテムひとつひとつを独自の解釈で表現する。

 また、メディア「HYPERBEAST」では独占映像も公開されており、作品を制作している氏の様子を見ることができる。

 今回の発表で広報担当者は、「一見風化したように見えても、目を凝らすと結晶化した輝きを見せるピュアで美しい作品たちは、ポケモンのポジティブな未来を想像させる魅力にあふれていることだろう」とコメント。また「今回の取り組みによって、ポケモンや現代アートに親しむきっかけになることを願う」と語っている。詳細情報については後日発表される予定だ。

ライター/ヨシムネ

ライター
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ヨシムネ
2019年11月加入。小学生の時に『ラグナロクオンライン』に出会ったことがきっかけでオンラインゲームにのめり込む。
コミュニケーション手段としてのゲームを追い続けている。好きなゲームは『アクトレイザー』『モンスターファームアドバンス2』『新・世界樹の迷宮2』など。

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