日本ファルコムの社長は元『英雄伝説III 白き魔女』ファンサイト管理人だった。新卒入社10年で代表取締役社長に就任した近藤季洋氏のインタビューが公開

 日本ファルコムは、同社の代表取締役社長・近藤季洋氏のインタビュー記事を採用情報ページに公開した。日本ファルコムの社風や、社長に就任する前の近藤氏の敏腕ぶりがうかがえる興味深いインタビューとなっている。

 インタビューでは、近藤氏が日本ファルコムで初めてプレイしたゲーム『英雄伝説III 白き魔女』から、そのファンサイトの設立、そこから日本ファルコムに就職して、どのように実績をたどっていったかが語られ、最後には日本ファルコムの雰囲気や求める人材について触れられている。

 近藤氏が最初に行った仕事は社内サーバーの立ち上げ。また、公式サイトの企画やデザインの加工などを並行して行い、実績を積み上げてついにゲーム開発現場へ。初めて開発に携わった作品もWindows移植版の『英雄伝説III 白き魔女』であった。ゲーム序盤にプロローグを実装しようとすると、会社から出されたスケジュールは1週間。さらに「必要なスクリプトを勉強するだけで1週間かかる」といわれたなか、近藤氏はスクリプト、テキストなどをきっちり1週間で仕上げてきたという。

(画像はプロジェクトEGG『英雄伝説III 白き魔女 リニューアル』より)

 その後、近藤季洋氏は2005年にプロジェクト・マネージャー部長へ就任、2006年の取締役就任を経て、2007年7月に代表取締役社長になった。その後、日本ファルコムは2019年3月で創立38周年を迎えている。

 以前、電ファミでは聞き手に佐藤辰男氏を迎え、日本ファルコムの加藤正幸会長、近藤季洋社長へのインタビューを実施している。ここでは『英雄伝説III 白き魔女』のファンサイトを制作していた時期について触れられており、もともとホームページ制作がゼミの課題であったことや、ファンサイトが当時の日本ファルコムに注目され、返信したメールが学生ながら完璧な内容だったため、すでに日本ファルコムから一目置かれていたことが語られている。

 今回公開された近藤氏のインタビューは、採用情報ページに掲載されているとおり、日本ファルコムを志望する人向けのもの。記事執筆時点では、日本ファルコムでは中途・新卒採用とも全職種を募集中だ。ゲーム業界を志望している人は、このインタビューをきっかけに日本ファルコムに応募してみてはいかがだろうか。

ライター/福山幸司

ライター
福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman
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