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『ダンガンロンパ』が生誕10周年で再始動。5月から月1の生配信をはじめ、ゲームを含む、さまざまな施策を発表予定

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 スパイク・チュンソフトは、『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』の発売10周年を祝し、2020年から2021年にかけてさまざまな施策を展開していくことを発表した。発表していく施策はゲーム、グッズ、タイアップなど多岐に渡り、今年5月から月1回ずつ『ダンガンロンパ』だけの番組を配信する予定だ。

 『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生』は2010年に発売したアドベンチャーゲーム。全国から集められた超一流の才能を持つ高校生たちが、閉鎖された空間でデスゲームを繰り広げる、波乱に満ちたシナリオが高く評価された。声優陣が豪華なゲームとしても知られ、特に愛らしくも不気味なコロシアイをけしかけてくる、「モノクマ」というマスコット・キャラクターを、『ドラえもん』で声優を長らく務めた大山のぶ代さんが演じたことで話題となった。

 以後、大ヒットした『ダンガンロンパ』はシリーズと化し、スパイク・チュンソフトの代表作といえるものとなった。ゲームとして『 スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園』『絶対絶望少女 ダンガンロンパ Another Episode』『ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期』、アニメでは『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生 The Animation』『ダンガンロンパ3 -The End of 希望ヶ峰学園-』、小説では『ダンガンロンパ/ゼロ』などが展開されている。

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 ひとまず、シリーズはアニメ『ダンガンロンパ3』と、ゲーム『ニューダンガンロンパV3』によって完結を迎えており、本作の生み親である企画・シナリオを手掛けている小高和剛氏もスパイク・チュンソフトを退社。現在は新スタジオ、トゥーキョーゲームスを設立して、ゲームやアニメなどさまざまなプロジェクトを精力的に手掛けている。

 今回の発売10周年を祝した施策とは、グッズやタイアップのほか、ゲームに関する新情報もあるとのことなので、何が発表されるのか気になるところだ。なお、トゥーキョーゲームスとスパイク・チュンソフトとの関係は円満で、両社がコラボした「ダークファンタジー風ミステリー」のプロジェクトが動いている。もし『ダンガンロンパ』で新しい動きがあったとしても、小高氏が絡んでいる可能性は大きいだろう。

 まずは先駆けて、4月18日の18:30に開催する「ファミ通・電撃ゲームアワード 2019」の発表・授賞式で情報を出し、その後は月1回の『ダンガンロンパ』だけの番組を5月から生放送で開始する予定だ。シリーズ完結となった『ニューダンガンロンパV3』以来、大きな動きがなかったため、待ちわびていたファンも多いだろう。新たに再始動となる『ダンガンロンパ』シリーズが、どのように展開するのか注目だ。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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