CIRCLE Ent.は、テキストベースアドベンチャーゲーム『A Dark Room』を5月7日発売すると発表した。
プラットフォームはNintendo Switchで、すでにニンテンドーeショップにゲームが掲載されている。価格は税込700円。本作は2013年に発売したWebブラウザゲームを、Nintendo Switchに移植した日本語版だ。
ゲーム内でプレイヤーは、「目を覚ませ」という謎の声とともに、暗い部屋で目を覚ますことになる。とりあえず火を灯していると、みすぼらしい女性が部屋に入ってきて倒れこむ。この女性は誰なのか、ひとまず主人公は近くの森で木材を入手して、女性を凍えさせないようにすることになる。
本作の最大の特徴は、シンプルなテキストとサウンドのみで構成されていること。しかもテキストは必要最低限の描写のみで構成される。いわゆる『Zork』などのグラフィックがなかった時代の初期のアドベンチャーゲームを彷彿とさせるが、よりテキストはシンプルに構成されており、凝った環境音は想像力をかきたてるだろう。
開発したのはインディーゲーム開発者マイケル・タウンゼント。2013年のWebブラウザーゲームとして発表して、同年末にiOSに移植すると徐々に注目を集めるようになり、アメリカやイギリスのApp Storeのランキング上位に食い込むこととなった。ゲームWebメディアで、ゲーム・オブ・ザ・イヤーの候補に挙がったり、アメリカの雑誌The New Yorkerで「誰も説明できないベストセラーゲーム」として、その独創性が賞賛されている。
2019年4月にNintendo Switchへ移植となり、今回はその待望の日本語版だ。タッチスクリーンに対応しており、Nintendo Switch向けにUIが最低かされている。なお、詳細は不明だがローカルで協力プレイもできるようだ。なおネタバレは厳禁なので、プレイする前に、検索をしてストーリーを詳しく知らないほうがいいだろう。
新感覚アドベンチャーゲーム『A Dark Room』は5月7日配信だ。
ライター/福山幸司