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Keyの「キネティックノベル」最新作が三作同時に発表。竜騎士07氏、松山剛氏、田中ロミオ氏がシナリオをそれぞれ担当へ

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 Keyはキネティックノベルシリーズの新作『Project:LOOPER』『Project:LUNAR』『Project:PORTER』の三作を同時に発表した。竜騎士07氏、松山剛氏、田中ロミオ氏がそれぞれシナリオを手掛けていることが明らかになっている。

 プラットフォームと価格は未発表。発売日は『Project:LOOPER』が近日公開、『Project:LUNAR』と『Project:PORTER』が2021年に発売予定となっている。

 Keyの「キネティックノベル」シリーズは、選択肢を極力排した3~5時間ほどのプレイ時間で完結するノベルゲーム。約3000円程度の価格帯で提供されている。2004年に発売されたキネティックノベルの第1作『planetarian~ちいさなほしのゆめ~』は、ダウンロード販売の先駆けで、のちに口コミでファンを増やしてアニメ化されるなど大きな成功をした。

 今回、発表されたキネティックノベルのシナリオライターは、著名なクリエイターが名を連ねている。それぞれプロジェクト名であり、のちに正式タイトルが発表されるようだ。

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(画像はKey Channel 第五回 新プロジェクト鍵開け生放送より)

 『ひぐらしの鳴く頃に』の竜騎士07氏がシナリオを手掛ける『Project:LOOPER』では、GPS宝探しゲームに熱中する高校生が夏休みのある日、「時の渦」に飲み込まれて1日が無限にループする運命に囚われてしまう。そこで同じ「ルーパー」である少年少女たちと出会い、この永遠に続く牢獄から抜け出そうとする。

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(画像はKey Channel 第五回 新プロジェクト鍵開け生放送より)

 小説『雨の日のアイリス』『白銀のソードブレイカー』の松山剛氏がシナリオを手掛けた『Project:LUNAR』の舞台は未来。最新鋭のVRバトルアクションレース「Skyout」で賞金を稼ぐ高校生の天才ゲーマー「T-bit」は、ある日、誰も知らない月面サーバー「ルナワールド」に迷い込む。そこで「LUNAR-Q」(るなきゅん)と名乗るAIアバターと出会うことになる。

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(画像はKey Channel 第五回 新プロジェクト鍵開け生放送より)

 『CROSS†CHANNEL』『最果てのイマ』の田中ロミオ氏がシナリオを手掛ける『Project:PORTER』の舞台は、シンギュラリティを起こした機械群に支配された地球。人類はその片隅で息を潜めて生き長らえていた。
 そんな荒廃した世界の「運び屋」の元に、依頼が舞い込んでくる。それはシンギュラリティ機械群の影響を受けない、 代用家族として開発された少女型アンドロイドを輸送して欲しいというものだった。

 「キネティックノベル」シリーズ自体が数年間、音沙汰がなかったのでファンには驚きの発表といえそうだ。いずれも多種多彩なドラマティックなストーリーが楽しめそうで、続報に期待したい。

ライター/福山幸司

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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