海外メディアWiredが掲載したインタビュー記事にて、現在PlayStation Studiosが大小さまざまな25本以上のゲームを開発していることが明らかとなった。インタビューに答えたPlayStation Studiosの責任者ハーマン・ハルスト氏によると、そのうちの約半数が新規IPだという。
ハルスト氏はほかにも「さまざまな地域に由来する信じられないほどの量の多様性があります」と、ゲームの規模やジャンル、そして制作国などはそれぞれ異なるものになると語っている。
PlayStation Studiosは、ソニーのファーストパーティなどが含まれるソニーのゲームブランド。Naughty Dog、Insomniac、Santa Monica Studio、Media Molecule、Guerrilla Games、SONY XDEVから資金提供されたスタジオなど、SIE Worldwide Studios関係のスタジオがこのブランドとなっている。
今回伝えられたPlayStation Studiosブランドが開発中のゲームの中には、すでに発表済みの『Kena: Bridge of Spirits』(Ember Lab)や、Googleを抜けたジェイド・レイモンド氏の新スタジオHaven Studiosのゲーム、『Destiny』の開発に関わった元スタッフらのスタジオFirewalk Studiosのマルチプレイゲームなどが含まれている。
またWiredの記事には出ていないが、Guerrilla Gamesの『Horizon: Forbidden West』やSanta Monica Studioの新作『ゴッド・オブ・ウォー』、6月11日(金)に発売予定の『ラチェット&クランク パラレル・トラブル』などが2021年に発売予定だ。
なおHousemarqueが開発し現在販売中の『Returnal』のようなタイトルについては、正確にはファーストーパーティが開発したタイトルではないが、SONY XDEVから支援を受けているためPlayStation Studiosブランドが与えられている。
Wiredの記事の中で、ジム・ライアン氏はPlayStation 5の生産状況についても触れている。「今夏から下半期にかけて生産量が増加することが予想され、その間に需要と供給のバランスが正常に戻ることを期待しています」と、PlayStation 5増産に向けて全力を尽くしていると語った。
ライター/古嶋誉幸