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コーエーテクモホールディングスの襟川恵子会長がソフトバンクグループの社外取締役に。経営と1200億円の運用資金を引き受ける株式投資の手腕を発揮

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 ソフトバンクグループは、コーエーテクモホールディングスの襟川恵子会長新任取締役候補として選任したことを伝えた。6月23日(水)付けでの就任予定となっている。

 襟川恵子氏は夫の襟川陽一氏とともに、光栄(現コーエーテクモゲームス)を1978年に創業。襟川恵子氏は多摩美術大学デザイン学部出身の経験を活かして、初期の光栄のゲームのグラフィックやパッケージデザイン、広告などのデザインを担当。『信長の野望』『三國志』などの大ヒット作を手掛けた。

 さらに1994年の『アンジェリーク』の制作を主導して、「女性向け恋愛ゲーム」というジャンルを新しく開拓した。学生のときから株式投資をしており、コーエーテクモホールディングスでは資産運用を担当し、1200億円の運用資金を一手に引き受けているという。

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 今回のソフトバンクグループの社外取締役の人事は、この経営と株式投資の手腕を買われたとみられる。なおソフトバンクグループの創業者である孫正義氏とは古くから交流があり、「孫ちゃん」と呼ぶ仲だという。

 ソフトバンクグループは現在の取締役3名を6月23日付けて退任すると発表しており、代わりに襟川恵子氏を含む新たな3名が取締役に就任する予定だ。

ライター
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福山幸司
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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