ソフトバンクグループは、コーエーテクモホールディングスの襟川恵子会長を新任取締役候補として選任したことを伝えた。6月23日(水)付けでの就任予定となっている。
襟川恵子氏は夫の襟川陽一氏とともに、光栄(現コーエーテクモゲームス)を1978年に創業。襟川恵子氏は多摩美術大学デザイン学部出身の経験を活かして、初期の光栄のゲームのグラフィックやパッケージデザイン、広告などのデザインを担当。『信長の野望』、『三國志』などの大ヒット作を手掛けた。
さらに1994年の『アンジェリーク』の制作を主導して、「女性向け恋愛ゲーム」というジャンルを新しく開拓した。学生のときから株式投資をしており、コーエーテクモホールディングスでは資産運用を担当し、1200億円の運用資金を一手に引き受けているという。
襟川恵子については、様々なインタビューで取り上げていただいています。そのいくつかをご紹介します。https://t.co/EqL6t2rOdkhttps://t.co/A9HE1F7NsYhttps://t.co/SZf3jZ7x6Chttps://t.co/pKmf1fbtuAhttps://t.co/2vz9GMziRE
— コーエーテクモ (@koeitecmogames) May 21, 2021
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今回のソフトバンクグループの社外取締役の人事は、この経営と株式投資の手腕を買われたとみられる。なおソフトバンクグループの創業者である孫正義氏とは古くから交流があり、「孫ちゃん」と呼ぶ仲だという。
ソフトバンクグループは現在の取締役3名を6月23日付けて退任すると発表しており、代わりに襟川恵子氏を含む新たな3名が取締役に就任する予定だ。