ロシアのサンクトペテルブルクに拠点を置くゲーム開発会社Nunchaku Gamesは、2Dアクションアドベンチャーゲーム『Moon Samurai』を発表した。対応プラットフォームはNintendo Switch、PC、Mac。発売時期や価格は未発表となっている。
『Moon Samurai』は、サイバーパンク世界を舞台にした2Dドット絵アクションアドベンチャー。レトロゲームやアジアの武道をテーマにした映画に大きな敬意を払って制作されているという。
主人公バディはパンチやキックといった徒手空拳だけでなく、棒術、ヌンチャク、刀とさまざまな武器を使いこなす。マーシャルアーツは現実に近いものを取り入れており、制作者の経験や100を超えるレッスンビデオから流れるような体術をピクセルアニメで表現。流麗な格闘アクションを作り上げている。
2Dジャンプアクションと格闘アクションの融合も目指しており、敵と激しく戦いながら屋上、バルコニー、はしごを飛び越えるエキサイティングなパルクールも駆使する。そういった格闘&パルクールアクションは、ジャッキー・チェン氏の映画のスタントなどに影響を受けているのだろう。
ストーリーは裏切りへの復讐譚だ。敵は月のメガロシティ「RAMシティ」を支配しようとたくらむ6人のサムライ。同じくサムライだったバディは、己の武士道を重んじた結果彼らと敵対。サムライに裏切られたというダナオとともに刑務所から脱獄し、復讐の戦いへと身を投じることになる。
協力することになったといっても、ダナオにはまだ秘めた何かがあるようだ。熱い正義の心を持ったバディと、冷徹なダナオ。彼らが戦いの中で絆を深めていく姿も、本作の見どころのひとつだろう。
流れるような格闘アクションやパルクール、正義を求める復讐やまったく性格の違うふたりの主人公が少しずつ絆を深めるバディものとしてのストーリーなど、『Moon Samurai』は期待できそうだ。
今のところSteamなどのストアページもオープンしていないようなので、Nunchaku Gamesの公式Twitterアカウントをフォローして続報を待ってほしい。