スクウェア・エニックスは、情報番組「SQEX浅野チーム開発ラジオ 第0回」にて、同社の「HD-2D」の方針について言及。『ライブアライブ』のリメイクにおける背景を一部明らかにした。
この番組は『オクトパストラベラー』などでプロデューサーを務めた浅野智也氏が主催する放送で、今回の第0回目では、ゲストに『ライブアライブ』プロデューサーの時田貴司氏、『トライアングルストラテジー』プロデューサーの新井靖明氏が出演した。
番組では、スクウェア・エニックスの松田洋祐社長より「HD-2Dをもっと活かすべし」と号令がかかり、そうした方針によって7月22日にNintendo Switch向けに発売が予定されている『ライブアライブ』のリメイクが決まったことを明らかにした。
HD-2Dとは、『オクトパストラベラー』で初めて使われた手法で、ドット絵に3DCGの画面効果を加えて幻想的な効果を作れるグラフィック表現だ。
浅野氏によると、こうした社長の号令から、スクウェア・エニックスの過去作をリストアップして、できるだけフェアにどのタイトルをHD-2Dでやればいいかと考え、社長のもとに持っていったとのこと。そして『ライブアライブ』が一番向いていることをプレゼンテーションをしたという。
ちなみに2番目に向いているのは『アクトレイザー』だったが、こちらは昨年『アクトレイザー・ルネサンス』としてリマスターされている。こうしたリストには、フェアにやるために麻雀タイトルなどの名前も挙げられたようだ。
なおHD-2D作品では、3月4日に発売予定の『トライアングルストラテジー』のほか、名作『ドラゴンクエストIII そして伝説へ』をリメイクした『HD-2D版 ドラゴンクエストIII』が控えている。今回、HD-2Dのリストに挙がった他の上位のタイトルが気になるところだ。
番組ではこのほかにも『ブレイブリーデフォルト』を念頭に、2画面、裸眼立体視のニンテンドー3DSタイトルのリメイクの難しさや、『ライブアライブ』や『トライアングルストラテジー』などのグッズ情報を発信しているので、ご覧になってみてはいかがだろういか。