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スクエニ、「HD-2Dをもっと活かすべし」と社長から号令。過去作をリストアップして『ライブアライブ』のリメイクが決まる

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 スクウェア・エニックスは、情報番組「SQEX浅野チーム開発ラジオ 第0回」にて、同社の「HD-2D」の方針について言及。『ライブアライブ』のリメイクにおける背景を一部明らかにした。

 この番組は『オクトパストラベラー』などでプロデューサーを務めた浅野智也氏が主催する放送で、今回の第0回目では、ゲストに『ライブアライブ』プロデューサーの時田貴司氏、『トライアングルストラテジー』プロデューサーの新井靖明氏が出演した。

 番組では、スクウェア・エニックスの松田洋祐社長より「HD-2Dをもっと活かすべし」と号令がかかり、そうした方針によって7月22日にNintendo Switch向けに発売が予定されている『ライブアライブ』のリメイクが決まったことを明らかにした。

 HD-2Dとは、『オクトパストラベラー』で初めて使われた手法で、ドット絵に3DCGの画面効果を加えて幻想的な効果を作れるグラフィック表現だ。

 浅野氏によると、こうした社長の号令から、スクウェア・エニックスの過去作をリストアップして、できるだけフェアにどのタイトルをHD-2Dでやればいいかと考え、社長のもとに持っていったとのこと。そして『ライブアライブ』が一番向いていることをプレゼンテーションをしたという。

スクエニ『ライブアライブ』復活は「HD-2Dを活かすべし」という社長の方針_001
(画像はYouTube「『ライブアライブ』発売発表トレーラー」より)
スクエニ『ライブアライブ』復活は「HD-2Dを活かすべし」という社長の方針_002
(画像はYouTube「『ライブアライブ』発売発表トレーラー」より)
スクエニ『ライブアライブ』復活は「HD-2Dを活かすべし」という社長の方針_003
(画像はYouTube「『ライブアライブ』発売発表トレーラー」より)

 ちなみに2番目に向いているのは『アクトレイザー』だったが、こちらは昨年『アクトレイザー・ルネサンス』としてリマスターされている。こうしたリストには、フェアにやるために麻雀タイトルなどの名前も挙げられたようだ。

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(画像はYouTube「『HD-2D版 ドラゴンクエストIII』ティザームービー」より)
スクエニ『ライブアライブ』復活は「HD-2Dを活かすべし」という社長の方針_005
(画像はYouTube「『トライアングルストラテジー』ファイナルトレーラー」より)

 なおHD-2D作品では、3月4日に発売予定の『トライアングルストラテジー』のほか、名作『ドラゴンクエストIII そして伝説へ』をリメイクした『HD-2D版 ドラゴンクエストIII』が控えている。今回、HD-2Dのリストに挙がった他の上位のタイトルが気になるところだ。

 番組ではこのほかにも『ブレイブリーデフォルト』を念頭に、2画面、裸眼立体視のニンテンドー3DSタイトルのリメイクの難しさや、『ライブアライブ』や『トライアングルストラテジー』などのグッズ情報を発信しているので、ご覧になってみてはいかがだろういか。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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