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藤子・F・不二雄氏の短編マンガ111作を収録した「藤子・F・不二雄SF短編コンプリートワークス」全10巻が4月7日より順次刊行開始。各巻の表紙に表題作のイラストを刻印した金属プレートが装填される豪華版も存在

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 株式会社小学館は3月28日(火)、漫画家の藤子・F・不二雄氏が描いたSF短編全111作を収録した「藤子・F・不二雄SF短編コンプリートワークス」全10巻を4月7日(金)より順次刊行すると発表した。税込価格は各巻1111円となる予定だ。

藤子・F・不二雄氏の短編マンガ111作を収録した「藤子・F・不二雄SF短編コンプリートワークス」全10巻が4月7日より順次刊行開_001
©藤子プロ・小学館

 藤子・F・不二雄氏は、日本の漫画家である。同郷の漫画家・藤子不二雄Ⓐ氏とともに「藤子不二雄」の筆名で数多くのマンガを発表した。なかでも、あやとりと早寝が得意な少年「野比のび太」の元に22世紀の未来からネコ型ロボットがやってくるSFギャグマンガ『ドラえもん』は絶大な人気を集め、発行部数は2020年時点で全世界累計3億部を超えている。

 また、藤子・F・不二雄氏はSF短編の名手としても知られており、牛に似た宇宙人が人間のような動物を食べる文化を地球の宇宙飛行士が目撃する『ミノタウロスの皿』や、円盤に乗ってやってきたウサギ似の異星人が「ヒョンヒョロを差し出さなければ誘拐する」と脅迫する『ヒョンヒョロ』など数多くの名作を描いた。

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©藤子プロ・小学館

 今回の発表によれば、「藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス」は全10巻で構成され、4月7日(金)以降5か月連続で刊行されるという。詳細なタイムスケジュールと、各巻の表題作は以下のとおり。

2023年4月7日(金)
第1巻『ミノタウロスの皿』、第7巻『ポストの中の明日』発売

2023年5月29日(月)
第2巻『ノスタル爺』、第8巻『流血鬼』発売

2023年6月30日(金)
第3巻『カンビュセスの籤』、第9巻『宇宙船製造法』発売

2023年7月28日(金)
第4巻『パラレル同窓会』、第5巻『夢カメラ』発売

2023年8月30日(水)
第6巻『異人アンドロ氏』、第10巻『創世日記』発売(完結)

 また発表では本作の愛蔵版に関する情報も明らかにされた。「Ultimate Edition」と銘打たれた豪華愛蔵版では、各巻に表題作のイラストを刻印した金属プレートが装填されるとのこと。サイズは雑誌掲載時と同じB5版となるほか、本をフラットに開くことのできる「コデックス装」で仕上げられた、“永久保存版”となる見込みだ。刊行日時やそのほかの特徴など、詳細はプレスリリース全文を参照してほしい。

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©藤子プロ・小学館

 数多くの名作漫画を描き、日本のSF史や漫画史に多大な影響を残した藤子・F・不二雄氏のSF短編全111作を完全収録した「藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス」全10巻は4月7日(金)より、5か月連続で刊行される予定となっている。

プレスリリース全文は以下のとおり。


藤子・F・不二雄のSF短編全111作を収録した決定版がついに刊行! 『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』全10巻(通常版)4月7日刊行開始!
愛蔵版(Ultimate Edition)は4月1日予約スタート!

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©藤子プロ・小学館

藤子・F・不二雄が1969年より描き継いだ「SF短編」。ただいま、川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアムでは、「SF短編」の原画を展示する「藤子・F・不二雄のSF短編原画展 -Sukoshi Fushigiへの招待-」を絶賛開催中(~2023年10月中旬※予定)。さらに、2023年4月より、NHK BSプレミアムでドラマ化されます。

これを機に「SF短編」シリーズ・全111作を、全10巻に再編集し、2023年4月7日より順次刊行いたします。また、本シリーズの刊行を記念して制作された、キービジュアル(コラージュアーティスト・河村康輔氏制作)も公開いたします。SF短編シリーズに登場するキャラクターたちが散りばめられた豪華なビジュアルとなっています。

「SF短編」シリーズと「藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス」(全10巻)通常版について

「SF短編」シリーズは、1969年に「ビッグコミック」で発表された『ミノタウロスの皿』を皮切りに、以後、1995年の『異人アンドロ氏』(「ビッグコミック」掲載)まで、小学館の青年コミック誌・少年コミック誌を多数含む、各社のコミック誌・SF誌で描き継がれました。

今回の『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』全10巻は、「SF短編」全111作品を、「異色SF短編」(第1~6巻)と、「少年SF短編」(第7~10巻)に分け、概ね発表順に収録したものです。初めて「SF短編」を読む方が手に取りやすいシリーズで、巻末に藤子・F・不二雄のエッセイを収録している巻もあります。

まずは4月7日に、第1巻『ミノタウロスの皿』(「異色短編」シリーズ)と、第7巻『ポストの中の明日』(「少年SF短編」シリーズ)の2冊を同時発売します。5月以降、毎月末に2冊ずつ、2023年8月まで、全10巻を刊行いたします。

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【通常版仕様・刊行スケジュール】

藤子・F・不二雄SF短編コンプリートワークス
通常版 全10巻
判型:B6判ソフトカバー/各巻288p~320p(予定)
シリーズ:ビッグコミックススペシャル
定価:各巻1,111円(税込)
装幀:佐々木暁(ささき・あきら)氏
小学館

2023年4月7日(金)第1巻『ミノタウロスの皿』、第7巻『ポストの中の明日』発売
2023年5月29日(月)第2巻『ノスタル爺』、第8巻『流血鬼』発売
2023年6月30日(金)第3巻『カンビュセスの籤』、第9巻『宇宙船製造法』発売
2023年7月28日(金)第4巻『パラレル同窓会』、第5巻『夢カメラ』発売
2023年8月30日(水)第6巻『異人アンドロ氏』、第10巻『創世日記』発売(完結)

豪華愛蔵版「藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークスUltimate Edition」(全10巻)について

今回、『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス』全10巻は通常版に加え、豪華愛蔵版「Ultimate Edition」を、2023年5月29日より刊行いたします(毎月1冊、2024年3月まで刊行・全10巻)。各巻美麗ケース入り、雑誌初出時と同じB5判の大型サイズ、本がフラットに開くコデックス装、表紙には金属プレートを装填した、正に永久保存版かつ、今までにない「SF短編」体験ができる究極の(=Ultimate)愛蔵版です。

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「Ultimate Edition」こだわりの8大仕様

1.「SF短編」シリーズ初となる、雑誌初出時と同じB5サイズ。

2.本がフラットに開き、ページと正対して作品を鑑賞できるコデックス装。

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3.全巻の表紙に、各巻表題作のイラストを刻印した特製金属プレートを装填。

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4.全巻美麗なケース入り。表面は箔押しで収録作のキャラクターをあしらい、表面の抜き穴からは、表紙の金属プレートが見える特別仕様。

5.4色と2色のカラーページは、原画の色合いを再現。

6.各巻、初版限定でB5サイズの別冊小冊子付き。各巻収録作で、大幅な加筆修正が行われた作品の「雑誌掲載初出版」を中心としたラインナップを予定。第1巻の小冊子は「『ミノタウロスの皿』「ビッグコミック」掲載版」。

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▲1969年に「ビッグコミック」に掲載された『ミノタウロスの皿』初出ver.。本作は、単行本化時に大幅な加筆がなされたが、今回、第1巻の初版限定で、初出ver.を掲載した小冊子特典を同梱。単行本版との読み比べができる。

7.巻末には、藤子・F・不二雄の「SF短編」にまつわるエッセイを収録。単行本初収録となる「ぼくとカメラ」(1979年「小学生カメラ日記」掲載)など、ファン垂涎の内容も。

8.装幀は「100年ドラえもん」「100年大長編ドラえもん」を担当したブックデザイナーの名久井直子氏。

『藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス Ultimate Edition』全10巻予約について

全国の書店・ネット書店で、4月1日(土)から予約受付を開始します(第一次締切:2023年5月7日(日))。5月29日に一部書店店頭にも並びますが、予約すると、初版限定の別冊小冊子付きのものが確実に入手できます。

【愛蔵版(Ultimate Edition)仕様・刊行スケジュール】

藤子・F・不二雄SF短編コンプリートワークス
愛蔵版(Ultimate Edition) 全10巻
判型:B5判ハードカバー(本が喉まで開くコデックス装)
予価:各巻4,780円(税込)
装幀:名久井直子(なくい・なおこ)氏
*初版限定で、各巻に別冊小冊子「SF短編初出ver.」を同梱
小学館

2023年5月29日(月)第1巻
2023年6月30日(金)第2巻
2023年8月1日(火)第3巻
2023年9月1日(金)第4巻
2023年10月2日(月)第5巻
2023年11月1日(水)第6巻
2023年12月1日(金)第7巻
2024年12月28日(木)第8巻
2024年2月1日(木)第9巻
2024年3月1日(金)第10巻
*刊行スケジュールは変更となる可能性があります。予めご了承ください。

▼「藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス」特設ページ
https://dps.shogakukan.co.jp/f_sf

▼ドラえもん公式サイト「ドラえもんチャンネル」
https://dora-world.com/

▼ドラえもんチャンネル公式Twitter
https://twitter.com/doraemonChannel

▼小学館ドラえもんルーム公式Twitter
https://twitter.com/100nen_doraemon

▼川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム 公式サイト
https://fujiko-museum.com


編集者
小説の虜だった子供がソードワールドの洗礼を受けて以来、TRPGを遊び続けて20年。途中FEZとLoLで対人要素の光と闇を学び、steamの格安タイトルからジャンルの多様性を味わいつつ、ゲームの奥深さを日々勉強中。最近はオープンワールドの面白さに目覚めつつある。
Twitter:@reUQest

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