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年間最大1000万円を支給する「講談社ゲームクリエイターズラボ」5月1日よりオーディションを“常時募集”にリニューアル。企画づくりの支援を受けられる「フェロー」枠も新設

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 講談社ゲームクリエイターズラボは5月1日(月)より、「ゲームクリエイターズラボオーディション(以下、GCLA)」を大幅にリニューアルすると発表した。

 講談社ゲームクリエイターズラボは「年間最⼤1000万円差し上げますから、好きなゲームを作りませんか?」というキャッチコピーが話題を呼んだ、講談社のインディーゲームクリエイター支援プロジェクト。クリエイターに担当編集者がつき、制作支援からパブリッシング、海外展開、メディアミックスまで包括的に伴走する取り組みだ。

 これまでに5度にわたる募集を行い、累計3000件以上の応募を集めてきた。記事執筆時点におけるラボメンバーは24組にのぼり、アーリーアクセスの開始からすぐに販売本数2万本を達成した『違う冬のぼくら』をはじめとする話題作を生み出してきている。

 このたび、プロジェクトの発足から約2年半が経過し、講談社ではインディーゲームクリエイターを支援するための万全なサポート体制が構築できたと実感しているという。そのうえでさらに多くのクリエイターへ支援の手を広げるため、GCLAの大幅パワーアップ&リニューアルを行う次第だ。新選考フローの概要は以下の図の通り。

「講談社ゲームクリエイターズラボ」5月1日よりオーディションを“常時募集”に1

 大きな変更点としては、まず「フェロー」枠の新設が挙げられる。これはより多くの将来性あるクリエイターの支援を目指すもので、フェローには編集者が担当につき、「ラボメンバー選考会議」の通過を目指す企画づくりのサポートを行うという。

 また、これまで3か月に1回の募集だったGCLAが「常時募集」となり、いつでもフォームから応募することができるようになる。選考の過程では従来のように即、ラボメンバーに選ばれる場合もあれば、新設されたフェローを経る場合もある。

 晴れてラボメンバーに選出されれば、デジタルゲームは半年ごとに最大500万円の資金援助を受けられる。そのほかにもパブリッシングのサポートや、アナログゲームでは賞⾦100万円+諸経費講談社負担+製造数ベースの印税契約など講談社による充実した支援が約束されるといった具合だ。

 新たなGCLAは5月1日(月)より募集を開始する。変更点の詳細や「講談社ゲームクリエイターズラボ」については、以下のリリースも参照されたい。

プレスリリースの全文は以下のとおり。


講談社ゲームクリエイターズラボ、常時募集に!

講談社ゲームクリエイターズラボを常時募集に変更して、「フェロー」というステップを新設します。

「年間最⼤1000万円差し上げますから、好きなゲームを作りませんか?」という惹句で、2020年9⽉に発⾜した「講談社ゲームクリエイターズラボ(以下GCL)」。

インディゲームクリエイターに「担当編集者」がつき、制作⽀援からパブリッシング、海外展開やメディアミックスまでを包括的に伴⾛する取り組みです。

これまで5度にわたる募集を⾏い、延べ3000件を超えるご応募をいただきました。

現時点でのラボメンバーは24組。それぞれが「作りたいゲーム」のリリースに向けて、担当編集者と打ち合わせを重ねながら開発に取り組んでいます。

アーリーアクセス開始後たちまち販売本数2万本(無料フレンドパスを除く)を突破した『違う冬のぼくら』など、世間にインパクトを与える作品をお届けしています。

この度プロジェクト発⾜から約2年半が経ち、この取り組みを通じて、我々講談社がインディゲームクリエイターの皆様をお⼿伝いするにあたっての万全なサポート体制が構築できたと実感しております。

そこで、より多くのインディクリエイターさんの伴⾛をするために、5⽉1⽇(⽉)から「ゲームクリエイターズラボオーディション(以下GCLA)」を⼤幅パワーアップ&リニューアルさせていただくことになりました!

詳細は下記をご覧ください。

新⽣ゲームクリエイターズラボの特徴

「講談社ゲームクリエイターズラボ」5月1日よりオーディションを“常時募集”に1

<1>「フェロー」の新設

これまでの「GCLA」では⼀発勝負で「ラボメンバー」の選考をし、ラボメンバーに選ばれた際にはじめて担当がつき、講談社がパブリッシングに向けてサポートを⾏う形でした。

今回、より多くの将来性あるインディゲームクリエイターを⽀援するべく、「フェロー」という枠を新設しました。

フェローには講談社ゲームクリエイターズラボの編集者が担当につき、「ラボメンバー選考会議」通過を⽬指す企画作りの打ち合わせ等のサポートを⾏います。

<2>GCLAが「常時募集」にリニューアル!

これまでの「3ヵ⽉に1回の募集」から、「常時募集」になります!

24時間365⽇、フォームから応募することができます。

応募に必要なのは企画書またはデモですが、企画になる前の夢の段階でも構いません。

選考の過程で、新設されたフェローを経る可能性もあれば、これまで通り即「ラボメンバー」になる可能性もあります。

<3>「フェロー」は担当編集者とともに「ラボメンバー」を⽬指します!

ラボメンバー選考会議を部内にて定期的に⾏い、そこでラボメンバーを随時決定します。

この会議に企画書を提出できるのはフェローに限ります。

「ラボメンバー」に選出させていただいた暁には、

・デジタルゲームは半年ごとに最⼤500万円(⽀給期間は相談、上限なし)

・アナログゲームは賞⾦100万円+諸経費講談社負担+製造数ベースの印税契約

+パブリッシングを含めた講談社による様々なご⽀援をお約束させていただきます!

パワーアップ&リニューアルした新⽣ゲームクリエイターズラボは2023年5⽉1⽇(⽉)より募集を開始いたします!

講談社ゲームクリエイターズラボのHPはこちら
https://creatorslab.kodansha.co.jp/game/

【講談社クリエイターズラボ】

https://creatorslab.kodansha.co.jp/

2021年6⽉に講談社第四事業局内に新設された部署。

「すべてはクリエイターのために」をスローガンに掲げ、以下を主業としています。

1. 「DAYS NEO」などの投稿サイトの運営

2. インディーゲームクリエイター⽀援プロジェクト「講談社ゲームクリエイターズラボ」の運営

3. 映像クリエイター⽀援プロジェクト「講談社シネマクリエイターズラボ」の運営

4. 講談社作品の「世界観」を拡張するメタバース、XR、NFTコンテンツの開発

5. 「世界観(IP)」を「出版」に限らない様々な形に「コンテンツ」化する研究&開発

株式会社講談社のプレスリリース⼀覧

https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/1719

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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