7月13日、ヨハンナ・シュピリの児童書『アルプスの少女ハイジ』を原作とした映画『マッド・ハイジ』の監督らが登壇する前夜祭イベントがヒューマントラストシネマ 渋谷で開催された。同作の公開予定日は7月14日となっている。
『マッド・ハイジ』は、原作でも舞台となるスイス出身の監督・プロデューサーがタッグを組んで『アルプスの少女ハイジ』をB級バイオレンス作品にアレンジした作品で、穏やかなスイス・アルプスのイメージとは大きく異なった作品となっている。
イベントには、本作で監督を務めるヨハネス・ハートマン氏とサンドロ・クロプシュタイン氏、そしてエグゼクティブプロデューサーを務めるスコット・ペディコ氏が登壇。ファンからのチーズのごとくアツアツな質問に真剣に答えた。
同作で監督を務めたサンドロ氏は本作で印象的なバイオレンスな要素について、平和で平穏なイメージの強いスイスという国の印象を真っ逆さまにして、超マッドな姿を観客に見てほしかったと説明。また、続編の計画についてファンから聞かれると「たくさん!たくさん!」と長寿シリーズにしたい構想を熱く語った。
意欲的なサンドロ氏に次いでヨハネス監督もマイクを取ると、「9作目くらいまでは頑張れる気がする」と具体的な明言は避けつつも意気込みを表明したほか、スイス国内でのハイジ人気について語った。
ヨハネス監督によれば、スイスの子どもたちは日本のアニメ版『アルプスの少女ハイジ』をみて育つことが多いという。ただし大抵の場合ドイツ語の吹替版であるため、子供の頃はオーストリアかドイツのアニメだと勘違いしていることもあるのだそうだ。
また、『マッド・ハイジ』の公開日である7月14日は、奇しくもアニメ版『アルプスの少女ハイジ』を手がけた宮崎駿氏の新作アニメ映画『君たちはどう生きるか』と同日公開になってしまった話題も取り上げられた。
司会から「宮崎駿監督へ何かメッセージはあるか?」と問われると、サンドロ監督は「宮崎さん、スイス生まれの『アルプスの少女ハイジ』を日本から逆輸入する形で僕らに紹介してくれてサンキューだよ」としみじみ感謝。
そして、ヨハネス監督は「宮崎さんには是非とも『マッド・ハイジ』を観てほしいな。そして新作アニメの成功も心から祈っているよ」と宮崎監督へとラブコールを送っていた。
/
— 映画『マッド・ハイジ』 日本公式 (@madheidi_jp) July 13, 2023
🗣️『#マッド・ハイジ』公開前夜祭🤟⚡️
両監督&EPが来日🧀
\
チーズも溶けるほどマッドに熱い東京に #ヨハネス・ハートマン 監督#サンドロ・クロプシュタイン 監督#スコット・ペディゴ(EP)
が公開前日の前夜祭の為に来日🇨🇭🤟
マッドポーズいただきました🤟
𝟕.𝟏𝟒 𝐑𝐨𝐚𝐝𝐬𝐡𝐨𝐰 pic.twitter.com/35BmeanZxF
映画『マッド・ハイジ』は7月14日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国の劇場で公開予定だ。興味のある方は、公式サイトや公式Twitterアカウントをチェックしてみるといいだろう。