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Xbox公式が「運転免許」風に悪質プレイヤーを取り締まる新システムを発表。不適切な言動が積み重なると最大1年間マルチプレイやチャットが利用不可能に

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 マイクロソフトは8月16日(水)、Xboxで悪質なプレイヤーを取り締まるための新システム「Strike System」を導入すると発表した。

 本システムでは不適切な言動を行ったプレイヤーに対し、その行為に応じて「Strike」と呼ばれる点数のようなものを付ける。プレイヤーには「Strike」を受けた回数に応じてペナルティが付与されていき、最大の8点に達するとメッセージやパーティー、マルチプレイなどをふくむXboxのソーシャル機能が1年間利用できなくなるという。

 こうした仕組みをXbox公式は、多くの国で定められている「運転免許制度」のような取り締まりシステム、と説明している。なお、受けた「Strike」は全プレイヤーの記録に6か月の間残り続けるとのこと。

 新システムの導入後、全プレイヤーは「Strike」が0の状態からスタート。他のプレイヤーから悪質な言動があったと報告があれば、Xboxのセーフティチームが内容を評価し、正確であると判断されたレポートのみが適用されて「Strike」につながる。不正確な報告が数多く上がっても「Strike」に結びつくことはない。

 なお、「Strike」の累積によってソーシャル機能が利用できなくなった場合も、プレイヤーが購入したコンテンツへのアクセス権を失うことはなく、シングルプレイゲームを遊ぶことはできる模様だ。ただし違法行為をふくむ重大な違反に対しては、Xboxは購入済みの製品へのアクセスをふくむすべての機能を永久に停止できるとしている。

 こうした取り組みの背景としては、Xbox公式の「多くのプレイヤーは1度目の処分で不適切行為をやめる」という見識があるようだ。Xbox Wireによれば、2022年の取り締まりシステム上で一時的な処分を受けたプレイヤーは全体の1%未満にとどまり、さらに2度目の処分にいたったプレイヤーはその内のわずか3分の1程度であったという。

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(画像はXbox Wireより)

 Xbox公式は今後も、新たな「Strike System」に関するデータと最新情報を年2回ほどのレポートで共有するとしている。本件に関する詳細については、Xbox Wireの公式ニュースを参照されたい。

ライター
1998年生まれ。静岡大学情報学部にてプログラマーの道を志すも、FPSゲーム「Overwatch」に熱中するあまり中途退学。少年期に「アーマード・コア」「ドラッグ オン ドラグーン」などから受けた刺激を忘れられず、プログラミング言語から日本語にシフト。自分の言葉で真実の愛を語るべく奮闘中。「おもしろき こともなき世を おもしろく」するコンピューターゲームの力を信じている。道端のスズメに恋をする乙女。

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