ドキュメンタリー制作チーム「アルシペル」(Archipel)による、ゲームクリエイター・飯野賢治氏にまつわるドキュメンタリー映像が12月23日(土)より公開中だ。
飯野賢治氏は映画を意識した演出が特徴的なアドベンチャーゲーム『Dの食卓』や、敵の姿が見えないアクションパートを持つ『エネミー・ゼロ』などで知られるゲームクリエイター。また同氏が手がけた、音声だけを頼りに進めていく“映像なし”のゲーム『リアルサウンド ~風のリグレット~』は、現在ではアクセシビリティのパイオニアとも言われている。
このたび公開されたドキュメンタリーは2013年に亡くなられた飯野氏の没10周年を記念した、約120分におよぶ大規模なもの。同氏の同僚や友人、家族など周囲の目線から飯野氏が持っていたユニークなマインドを振り返っていく。
インタビューの対象には小島秀夫氏や上田文人氏、水口哲也氏といったゲーム業界の著名人が選ばれている。さらに生前に進行のあった俳優の浅野忠信さん、音楽ユニット「電気グルーヴ」のピエール瀧さん、そして夫人の飯野由香さんらにも話をうかがい、さまざまな角度から飯野氏の人物像を明らかにしていくようだ。
クリエーションに一生を捧げた巨匠、飯野賢治。そのゲームもメソッドも既成概念にとらわれず、常に時代の先を走っていた。没10周年にちなみ、身近にいた家族、友人、そして同僚が飯野賢治のユニークなマインドを振り返ります。
— Archipel | アルシペル (@SailToArchipel) December 23, 2023
Memories of Kenji Eno – 公開中: https://t.co/Uz3tYBCrpP pic.twitter.com/xvea3UG7g6
飯野賢治氏のドキュメンタリー映像は12月23日(土)より、アルシペルの公式YouTubeチャンネルで公開中、映像は英語字幕にも対応している。