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『沙耶の唄』の新たな紹介映像が発売から約20年の時を経てYouTubeで公開。下倉バイオ氏脚本の『スマガ』や『ととの』の新PVも公開されている

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ニトロプラス所属のCGチーム「ニトロアーツ(NITRO ARTS)」は12月26日、新たに制作した『沙耶の唄』の紹介PVをYouTubeにて公開した。

『沙耶の唄』の対応プラットフォームはWindowsのPC、Androidのスマートフォン。ニトロプラスの公式オンラインショップDLsiteなどで販売されている。

『沙耶の唄』はニトロプラスが手がけ2003年にPC向けに発売された成人向けのノベルゲームだ。本作の脚本は『魔法少女まどか☆マギカ』や『Fate/Zero』で知られる虚淵玄氏が手がけており、ジャンルはサスペンスホラーADVとされている。

物語は事故の後遺症で世界のほぼ全てが醜く、グロテスクに感じてしまう主人公の匂坂郁紀がなぜか正常に認知できる少女「沙耶」と出会い開幕。小児性愛といったインモラルなモチーフを駆使しつつ、追い詰められた主人公が自身の欲望と倫理、世界の命運を天秤にかける退廃的で耽美な物語が人気を博した。

2019年に小説版が発売されていたり、2023年には沙耶と会話ができる『沙耶の唄 AIアプリ』が配信され話題を呼んだりと、ゼロ年代の前半に発売された作品でありながら近年でも愛されている作品となっている。

2019年には『沙耶の唄 リマスター』が海外向けにSteamで販売されており、2022年には本作のサウンドトラックのレコードが海外のレーベルから販売され即完売。昨今では国外のファンも多く存在するようだ。

「ニトロアーツ(NITRO ARTS)」のYouTubeチャンネルでは『沙耶の唄』のほか、下倉バイオ氏が脚本を手掛け、恋愛アドベンチャーゲームのシステムや伝統への批評的な視点を携えた作品である『スマガ』、メタ的な演出と共に恋愛ゲームの原理をモダニズム芸術のように抉り出した『君と彼女と彼女の恋。』などの新PVも公開されている。

新PVによって今一度ニトロプラスの名作アドベンチャーゲームを振り返り、改めて焦点を当てる機会になるかもしれない。

各映像を見て懐かしさを感じたり、新たに興味を持った方は、ぜひ実際にゲームをプレイしてみよう。ニトロプラス所属のCGチーム「ニトロアーツ」は新作ゲーム『Dolls Nest(ドールズネスト)』を開発中だ。

ライター
ゲームアートやインディーゲームの関心を経て、ニュースを中心にライターをしています。こっそり音楽も作っています。

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