コンピューターやITなどに関するコミュニティ型ニュースサイト「スラド」は、1月末にサービスを終了すると発表した。
アピリッツ社がサービス「OSDN」の事業を、オープンソースコミュニティ「OSChina」へ譲渡する際に「スラド」を分離するように交渉していたが、日本側の受け入れ先の都合がつかなかったためだという。
「スラド」は、インターネット、オープンソースなどのソフトウェア、ハードウェア、科学、技術、工学、数学、それらに関連する法律、特許や権利といったトピックについてのニュースと議論を行うためのコミュニティ型ニュースサイト。
前身の「スラッシュドット・ジャパン」は2001年に設立されており、2015年に「スラド」に名前を変更。昨今では、アピリッツ社が一部事業を譲渡した際に、OSDNとスラドを閉鎖する計画があると聞いたスラドの編集部が交渉していたが、日本側の受け入れ先の都合がつかなかったため、分離することが叶わず終了することとなった。
約23年の歴史を誇る老舗コミュニティサイトに幕を閉じることになり、SNSやスラドでは惜しむ声が挙がっている。