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庵野秀明氏が『宇宙戦艦ヤマト』の新作アニメとなる「劇場作品」に着手したと発表。2025年からのプロダクション開始を目標にこれまでのリメイク作とは異なる航路を進む作品に

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株式会社カラーは、アニメ『宇宙戦艦ヤマト』の新作アニメとなる劇場作品の企画が進行中と発表した。

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(画像はXより)

今回、庵野秀明氏が代表取締役の株式会社カラーが、ボイジャーホールディングス株式会社より、『宇宙戦艦ヤマト』をベースとした新作アニメ映像を製作する権利を付与されるとともに、株式会社東北新社からは著作権の利用の許諾も得たことを発表した。

2025年からのプロダクション開始を目標に、「新作劇場作品」の企画が進行中だという。

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この新作アニメは、2012年公開の『宇宙戦艦ヤマト2199』から始まり、2024年11月22日に第二章が劇場公開される『ヤマトよ永遠に REBEL3199』に連なるリメイクシリーズとは、「異なる航路を進む作品」としている。

株式会社カラーの公式サイトでは、お知らせとともに、庵野秀明氏の以下のメッセージが公開されている。

50年前、『宇宙戦艦ヤマト』に出会わなければ、今の自分は無かったと思います。
自分がその「ヤマト」に関わる以上、あらゆる「ヤマト」のスタッフ・キャストに感謝と敬意と恩返しを込めて、新旧織り交ぜた面白い作品群を残りの人生を費やして可能な限り作り、『宇宙戦艦ヤマト』を後世に遺していけたら、と思っています。

何卒、よろしくお願いいたします。

『宇宙戦艦ヤマト』は、1974年に放送が開始したテレビアニメ。再放送などを経て社会現象となり、SFアニメの礎を築いた作品として知られている。

舞台は西暦2199年。地球は謎の星間国家ガミラスの攻撃を受け滅亡の危機に瀕していた。地球防衛軍も敗退しているとき、惑星イスカンダルの女王スターシャからのメッセージが届く。イスカンダルには地球の滅亡を救う放射能除去装置コスモクリーナーDがあるという。イスカンダルの技術「波動エンジン」を搭載した「宇宙戦艦ヤマト」は、人類の夢と希望をのせ14万8千光年の彼方へと旅立っていく。

2024年には「50周年企画」がスタートしており、庵野秀明氏が携わる形で、出版企画、イベント上映、展覧会などを展開していたが、今回は「新作アニメ」のプロジェクトが始動した形だ。

はたして庵野秀明氏が携わる新作アニメとなる『宇宙戦艦ヤマト』は、どのようなものになるのか。今後の続報に期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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