Indigo Ingots氏らが制作、わくわくゲームズがパブリッシングを務めるビジュアルノベル『イツカノヨル』Steam体験版が配信を開始している。
同作はもともとゲーム制作イベント「Unity1Week」にて作成されたフリーゲームで、総プレイ回数は30万回を超えるという人気作だ。なお、フリー版は現在でもweb上でプレイ可能となっている。
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本作は5日後に処刑されるという竜族の少女と、彼女の死刑執行までを看守として共に過ごすというゲームだ。大きな特徴が画面の中央に置かれた赤いボタンで、これを押すと会話の途中であろうがなんだろうが、どんなタイミングでも問答無用で即座に死刑が執行される。
怪しい動きをした、危害を加えてきそうだった、という理由でも、あるいはビジュアルノベルのプレイヤーらしく「押せそうだったから」という理由であっても、プレイヤーはボタンを押せてしまう。どんなタイミングであろうが、押してしまった瞬間に囚人の死は確定する。
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1プレイ5分程度の短編作ながら、ゲーム中の選択肢やボタンを押したタイミングなどによってエンディングも分岐していく。少女の話をしっかり聞いていくプレイをするのか、あるいは土壇場で裏切るようなサイコパスプレイをするのか、短いシナリオの中ながらさまざまな行動が選択できる。
フリーゲーム版では10種類だったエンディングはSteam版では13種類に、また立ち絵やボイス、シナリオなども追加される予定であるとのこと。すでに遊んだことのあるプレイヤーにとっても気になる要素が含まれるようだ。