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『オール・ユー・ニード・イズ・キル』アニメ化決定。STUDIO4℃がタイムループSFの名作ライトノベルを映像化。タイムループに閉じ込められてしまった兵士が、何度も“死に戻り”を繰り返しながら地球外生命体との戦いに挑む

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桜坂洋によるライトノベル『All You Need Is Kill』がアニメ化されることが決定した。アニメ制作を手がけるのは『鉄コン筋クリート』『海獣の子供』などのSTUDIO4℃。

同作はタイムループに閉じ込められた主人公が、死んではその日の朝に戻ることを繰り返しながら経験を知識として蓄え、地球外からの侵略者と戦うというSF作品。2014年にはトム・クルーズ主演のハリウッド映画として実写化されたこともある。

原作小説及び過去の実写映画作品では、物語は主人公キリヤ・ケイジ(実写版ではウィリアム・ケイジ)の視点で描かれていたが、新たなアニメ版では彼よりも先にループに閉じ込められていた女性兵士・リタにフォーカスを当て、彼女の孤独と苦悩を描く作品になるという。

死んではその日に朝に戻るというタイムリープに閉じ込められ、蓄積された記憶と経験を武器に、孤独な勝利を続けるリタだが、終わりの見えない戦いに心が蝕まれていく。そんな彼女の前に、同じくループに閉じ込められた男・ケイジが現れ、ふたりの運命が動き出してゆく。

桜坂洋『All You Need Is Kill』がSTUDIO4℃でアニメ化決定_001

本作の発表に際し、監督を務める秋本賢一郎氏からのコメントも発表されている。

素晴らしい本小説のアニメーション映画化に携われることを光栄に思います。漫画 化も、ハリウッド映画化もされた本作をアニメ化するにあたって、STUDIO4℃らしい映像表現 で本作品の価値をさらに高められたらと思っています。そして、観た人が繰り返す日常の中にちょ っとした生きる希望を見付けてもらえればと願っています。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています


『ALL YOU NEED IS KILL』 ハリウッド映画化もされたタイムループ SF の傑作小説が革新的なアニメーションとして生まれ変わる!

桜坂洋『All You Need Is Kill』がSTUDIO4℃でアニメ化決定_002

ワーナーブラザースジャパン合同会社のアニメプロダクション部門は、アニメーション作品「ALL YOU NEED IS KILL」の企画情報および特報 PV、ティザービジュアルを解禁いたします。

斬新なタイムループ設定と力強い成長を描いたストーリーで、タイムループ SF ブームに大きな影響を与えた桜坂洋の『All You Need Is Kill』。のちにハリウッドで映画化もされ、世界的に大ヒットしたこの傑作小説がアニメーション作品となります︕

本作を手がけるのは、日本アニメーション界で独自の存在感を放つSTUDIO4℃。『鉄コン筋クリート』や『海獣の子供』など、挑戦的かつ独創的な作品を世に送り出し、伝統的な作画技術と最新の映像技術を融合させてきました。その唯一無二のビジュアル表現は、世界中の映画祭や批評家からも高く評価されています。

監督を務めるのは、気鋭の映像クリエイター・秋本賢一郎。これまで数々の映像作品で先鋭的なアニメーション表現を追求し、特にキャラクターの感情を繊細に描き出す手腕に定評があります。本作では、原作や実写映画とは異なる新たな視点でストーリーを再構築。リタという一人の女性の内面にフォーカスを当て、彼女の孤独と苦悩、そして、ケイジとの出会いと成長の物語を描きます。

地球外生命体の襲来によって、死んではその日の朝に戻るというタイムループに閉じ込められたリタ。蓄積された記憶と経験を武器に戦いを続ける彼女だが、誰にも理解されず、終わりの見えない戦いに心は蝕まれていく。そんな時、彼女の前に現れる男・ケイジ。「俺も…今日をずっと繰り返している」。運命の出会いを果たした二人は、終わりなき戦場を変える希望となるのか……。圧倒的ビジュアルで描かれるアクションファンタジーSF です︕

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特報 PV

https://youtu.be/glIY7aowcPU

●特報 PV スチール

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©桜坂洋/集英社・ALL YOU NEED IS KILL 製作委員会

スタッフプロフィールおよび監督コメント

◆原作︓桜坂洋『All You Need Is Kill』(集英社刊)

1970 年生まれ。作家。2003 年『よくわかる現代魔法』を刊行してデビュー。2004 年発表の短篇『さいたまチェーンソー少女』で第 16 回 SF マガジン読者賞、2008 年発表の短篇『ナイト・オブ・ザ・ホーリーシット』で第 20 回 SF マガジン読者賞を受賞。2004 年発表の代表作『All You Need Is Kill』は 2014 年にトム・クルーズ主演でハリウッド実写映画化。

◆監督︓秋本賢一郎

映画『ベルセルク黄金時代篇』(2012-2013)で CGI のモデリング、リギング、アニメーション、表現開発、シーン絵コンテなど多岐に渡って活躍。映画『渇き。』(2014)の劇中アニメーションで CGI 監督、映画『ハーモニー』(2015) では3DCGモデリングチーフを担当。映画『海獣の子供』(2019)ではCGI監督を務め、米津玄師の主題歌『海の幽霊』の Music Video も制作。『映画えんとつ町のプペル』(2020)では美術監督、映画『漁港の肉子ちゃん』(2021)では演出を担当。

(コメント)素晴らしい本小説のアニメーション映画化に携われることを光栄に思います。漫画化も、ハリウッド映画化もされた本作をアニメ化するにあたって、STUDIO4℃らしい映像表現で本作品の価値をさらに高められたらと思っています。そして、観た人が繰り返す日常の中にちょっとした生きる希望を見付けてもらえればと願っています。

◆制作︓STUDIO4℃

斬新かつ実験的な映像表現を追求し続けるアニメーションスタジオ。映画『マインド・ゲーム』(2004)、『鉄コン筋クリート』(2006)、『ベルセルク黄金時代篇』(2012-2013)、『海獣の子供』(2019)、『映画えんとつ町のプペル』(2020)など、独創的な作風で国内外から高い評価を受ける。短編アニメーションやミュージックビデオ、ゲーム映像など、多様なジャンルの映像制作にも積極的に取り組み、革新的な映像表現を生み出し続けている。

■ワーナーブラザースジャパン合同会社
ワーナーブラザースジャパン合同会社(WBJ)は、世界有数のメディア・エンターテイメント企業であるワーナー・ブラザース・ディスカバリーの日本法人であり、同社の全コンテンツを日本で配給しています。また 10 年以上にわたり、「るろうに剣心」や「BLEACH」などの実写映画、「ジョジョの奇妙な冒険」「モブサイコ 100」「終末のワルキューレ」などのアニメシリーズなどのローカルコンテンツを制作しています。

©桜坂洋/集英社・ALL YOU NEED IS KILL 製作委員会

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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