SteamとMy Nintendo Store(Nintendo Switch)で配信中のゲーム『ココロクローバー シーズン1』が、現在50%オフになるセールを実施している。Steam版・Nintendo Switch版いずれも定価1980円のところが、990円で購入できる。
同作はひこてる氏が開発する「日曜日の朝アニメ」をテーマにしたアドベンチャーゲーム。Steam版はPhoenixx Inc.が、Nintendo Switch版はGotcha Gotcha Gamesがパブリッシングを担当している。
『ココロクローバー シーズン1』は元気いっぱいの女の子・トレフィと、彼女の仲間の精霊たちとの冒険の物語。とにかくビジュアル面、演出面の完成度が非常に高く、プレイ感覚はまさに“遊べるニチアサ”とでも言うべきものだ。
ゲーム自体は物語が進行するアドベンチャーパートと、トレフィを実際に動かして敵と戦うアクションパートがあるが、ゲームとしての難易度自体はかなり低め。一方で豊かに彩られたドット絵のアニメーションと、さまざまなシーンを盛り上げてくれるBGMが、まるで本当にアニメを見ているような演出を生み出している。



主人公の変身能力や、物語後半に登場する変形ロボ、ちょっとマヌケだが憎めない敵役など、“そういうアニメ”のあるある・定番ネタもかなり豊富。それらが巧みなドット絵表現で高クオリティにゲーム内へ再現されており、ただ話が進んだり、キャラが動いているのを見るだけでも楽しめる。その意味ではビジュアルノベル的な作品とも言えそうだ。
物語は12のチャプターに分かれているのだが、各チャプターの開始時にオープニングが流れ、終わるとしっかりエンディングが流れるなど、アニメ的な再現度もかなり高い(スキップも可能)。左上にはずっと時刻表示があったり、Aパート終了時にはCMまで挟まったりと、こちらもかなり芸が細かい。


カード収集やボスラッシュなど、ストーリーモードの終了後に遊べる要素も多く、一部の演出には、デパート最上階にあるゲームコーナーの子供向けゲームのような雰囲気を思わせるものもある。
なお「シーズン1」とあるように本作の物語は未完結。ただ幸い、続続にあたる『ココロクローバーSUN 超古代の侵略者!!』も今年の3月頃にリリースが予定されている。本作を遊んで興味が出れば、あわせてチェックしておくといいだろう。