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“世界の終わり”を覗くホラー体験型展覧会「1999展 ー存在しないあの日の記憶ー」開催決定。『近畿地方のある場所について』背筋氏や『SIREN』脚本家の佐藤直子氏らが関わる謎の展覧会。公式サイトが完全に世紀末

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ホラークリエイティブユニット「バミューダ3」による初の企画「1999展 ―存在しないあの日の記憶 ―」が、今年7月11日より東京・六本木ミュージアムで開催されることが決定した。

本展示は、「世界の終わり」をテーマに、存在しない記憶によって現実と虚構のあわいの世界を描き出してゆくというホラー体験型の展示企画。不安と期待が交錯する世紀末の空気感を再現し、予言された世界の終わりを“終末の少女”の導きによって辿るという。

同展示はかつて「ノストラダムスの大予言」などによって広く流布された“1999年の7月に世界が滅ぶ”という、有名な予言を題材とした展示会になっているようだ。すでに公式Xアカウントや公式サイトが公開され、イープラスでのチケット販売も始まっているが、詳細な内容については不明だ。

ただし公式サイト上には「見どころ」として、本展示の手がかりとなるような情報もいくつかある。

①現実と虚構を行き来する、記憶を揺さぶる“見る”物語
②1999年のある部屋に訪れた、終わりの始まり
③車窓の向こうを流れる、存在しない記憶の風景
④終末世界にこだまする、数多の魂の声
⑤あなたに語りかけ、終末へと誘う謎の少女

「1999展 ー存在しないあの日の記憶ー」開催決定_001
(画像は1999展 ―存在しないあの日の記憶―より)

またこの公式サイト、現代風のページが表示されるものとは別に“1999年風”とでも言うべきレトロ感が漂うバージョンも存在。掲載されている情報は同じながら、ネット上からすでに世紀末の空気感を味わうこともできる。

「1999展 ー存在しないあの日の記憶ー」開催決定_002
(画像は1999展 ―存在しないあの日の記憶―より)

なお、本展示会を企画した「バミューダ3」は、『近畿地方のある場所について』などで知られるホラー作家・背筋氏、ホラーゲーム『SIREN』の脚本家・佐藤直子氏、若手のホラー映画監督・西山将貴氏ら3名によるクリエイターユニット。3名それぞれに共通したゲーム『SIREN』への思い入れが、ユニット結成のきっかけになったという。

なお公式サイトによると、「世界の終わり」を体験した方に向け、背筋氏がこの展示のために書き下ろしたオリジナルの短編が配布される予定であるという。

本展示は7月11日から9月27日まで開催予定。すでにイープラス上でのチケット予約が始まっている。詳細については公式サイト並びにイープラスのイベント情報をご参照頂きたい。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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