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「ドーナツの穴は、どこまで食べたらなくなる?」こたえのない問いをめぐる思考実験ADV『ドーナツの穴』大幅アップグレードして2026年に再リリース。答えも意味もない問答の、白昼夢のような不思議な物語

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株式会社room6は本日6月6日、思考実験ゲーム『ドーナツの穴』をパブリッシングすることを発表。ゲーム内容を大幅にアップグレードし、2026年にSteamでリリースする旨を伝えた。

同作は「こたえのない問い」に答えながら、物語を繋ぐひみつを考えてゆくアドベンチャーゲーム。元々は『オンライン線香花火』で知られる宮村あつき氏と、かこのにこみ氏によって開発されたフリーゲームで、そちらは現在でもunityroom上でプレイできる。

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「ドーナツを半分だけ食べてしまったら、そこに“穴”は存在するといえる?」「たこのないたこ焼きは、たこ焼きと呼べる?」「あなたを傷つけた人を許せる?」。本作では、そうした無数の問いに繰り返し答えてゆくことになる。

問いかけられるのは、こたえもなければ意味もなく、けれど考えること自体が面白いもの。問いかけに答えると、自分以外の人がどのようにその問いに答えたのか、回答の割合を知ることもできる。

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どこかでみたようでありつつ、世界のどこにも存在しない不思議な空間で問答を繰り返しているうちに、プレイヤーはある秘密に気が付く“かもしれない”。物語からどのような真相を読み解くことになるのかはプレイヤー次第だ。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています


思考実験アドベンチャー『ドーナツの穴』room6よりパブリッシング決定。こたえのない問いにこたえる白昼夢の旅

株式会社room6(本社:京都市左京区、代表取締役:木村征史、以下、room6)は、思考実験アドベンチャー『ドーナツの穴』をパブリッシングすることをお知らせします。

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『ドーナツの穴』は、こたえのない問いを繰り返すアドベンチャーゲームです。2024年12月の unity1weekで発表され約20万回プレイされた本作が、新規要素を多数収録し大幅にグレードアップした完全版としてroom6より2026年中にパブリッシングされます。「たこのないたこ焼きはたこ焼きと呼べる?」「あなたを傷つけた人を許せる?」……白昼夢のような世界で問答を繰り返し、思考の海へしずかに沈みましょう。

■ゲームについて

繰り返される思考実験
あなたが迷い込んだのは、明るい陽射しの差し込む静かな部屋。そこで出会った「わたし」は、あなたにさまざまな問いかけを投げかけてきます。たとえば、ドーナツの真ん中にある「穴」。ドーナツを半分だけ食べてしまったら、そこに「穴」は存在するといえるのでしょうか……?そんな、正解のない問題に何度も繰り返しこたえていくうちに、あなたのあたまの中が見えてくるかもしれません。

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ほかの人の思考も覗いてみよう
問いかけにこたえると、ほかの人が選んだ回答の割合が分かります。あなたの選んだこたえは多数派?それとも、唯一無二?「意味はないけれど、考えること自体が楽しい問い」を繰り返し、自分やほかの人の考えに思いを馳せる体験を味わいましょう。

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どこかで見たことのある、どこにもない世界
問いに考えを巡らせる旅のなかで、あなたを迎えるのはまるで心象風景のような世界。フォトリアルな3DCGで描かれた世界は、どこかで出会ったような気もするけれど、どこにも存在しない景色ばかりです。まるで美術館や水族館を散歩するような非日常的な体験が、あなたの思考への没入をさらに深めてくれます。心ゆくまで探索の楽しさに浸ってください。

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見えてくる「かもしれない」物語のひみつ
いくつもの問いかけを重ねていくうちに、プレイヤーはあるひみつに気が付くかもしれません。点と点をつなぎ合わせ、質問の背後に落ちる暗い影を追いかけるかどうかは、プレイヤー次第。こたえのない問いを追いかける本作の真相は、きっと遊ぶ人によっても姿を変えるでしょう。「絶対にばれたくないあなたの秘密をわたしが知っていたら、あなたはわたしを消しますか?」……。

製品情報

・Steamページ:https://store.steampowered.com/app/3696210/
・プラットフォーム:Steam
・ジャンル:思考実験アドベンチャー
・プレイ人数:1人
・発売日:2026年
・開発:宮村あつき / かこの にこみ / room6
・パブリッシャー:room6
・コピーライト:©Atsuki Miyamura / Kako no Nikomi / room6

宮村あつきについて

インディーゲーム開発者。ディレクターとグラフィック全般を担当する。過去作として「同じ火を眺める時間」を共有するゲーム『オンライン線香花火』をリリースし、Steam版・スマートフォン版で累計35万ダウンロードを記録した。

かこの にこみについて

インディーゲーム開発者。room6に所属し、『ローグウィズデッド』などのプログラムに携わる。個人活動として『Thunder of the DemonKing』『ドーナツの穴』の開発チームにも所属。2024年12 月のunity1weekで宮村あつきとともにゲームジャム版『ドーナツの穴』をリリースし、約20万回プレイされている。

■room6について

創業以来スマートフォンやNintendo Switch™、Steam®向けのゲーム開発、移植、パブリッシュ事業を行っており、第24回文化庁メディア芸術祭の新人賞を受賞した『アンリアルライフ』をはじめとした、世界観に浸れるゲームを集めたレーベル「ヨカゼ」の運営も行っています。自社開発タイトル『ローグウィズデッド』が好評配信中。

ライター
ル・グィンの小説とホラー映画を愛する半人前ライター。「ジルオール」に性癖を破壊され、「CivilizationⅥ」に生活を破壊されて育つ。熱いパッションの創作物を吸って生きながらえています。正気です。

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