NVIDIAは6月24日、同社が開発する最新GPU「GeForce RTX 5000」シリーズについて、デスクトップグラフィックス カード「GeForce RTX 5050」を7月下旬より発売すると発表した。価格は4万4800円より。
本GPUは、同社の最新アーキテクチャ「Blackwell」を採用したエントリー向けの製品。末日が「50」のエントリーモデルはひとつ前の世代「GeForce RTX 4000」シリーズには無かったため、エントリークラスが発売されるのは「GeForce RTX 3050」以来となる。

「GeForce RTX 5000」シリーズは、2025年1月に発表されたGPU。最新アーキテクチャである「Blackwell」を搭載しており、第4世代レイトレーシングと第5世代Tensorコアに対応する。
GeForce RTX 5050では、最低ベースクロック速度2.31GHz、ブーストクロック速度2.57GHz、2560基のNVIDIA Blackwell CUDAコアを搭載。そのほか、128ビットメモリバスに8GBのGDDR6ビデオメモリを備えている。 電力は1本のPCIe 8 ピンケーブルにて供給され、標準速度で最大130ワットを消費。そのため550ワット程度の電源を搭載したシステムに最適だ。
また、NVIDIA Broadcastと第9世代のNVIDIA Encoderといった最新の映像エンジンにより、CPUの負荷を減らしたストリーミングなどもスムーズに行うことが可能となっている。
本GPUは「GeForce RTX 3050」以来となるエントリーモデル。公式サイトによると、x50クラスのGeForce GPUは、価格と消費電力の面で人気があり、Steamではx60クラスに次いで世界で最も人気のあるGPUのひとつのようだ。RTXを初めて使う人や古いx50クラスのシステムをアップグレードをする方に最適だという。

「GeForce RTX 5050」は7月下旬より発売予定だ。価格は4万4800円からとなる。