人気の新作ホラー映画『バックルーム(原題:Backrooms)』の監督であるケイン・パーソンズ氏が、名作パズルアクションゲーム『Portal』の長編映画化を「将来の夢」として抱いていることを、米紙The New York Timesのインタビューで明かした。
The New York Timesのインタビューによると、パーソンズ氏は自身の芸術的なアプローチについて、伝統的なハリウッドの映画制作手法よりも、ウェブや『Portal』、『Half-Life』といったビデオゲームから強い影響を受けていることを認めているという。

記事執筆時点で20歳のパーソンズ氏は、自身の出世作である『バックルーム』の物語をゆくゆくはテレビシリーズ化などを経て完結させることが第一の目標であるとしつつ、将来的には他のプロジェクトにも進出したいと考えているとインタビューに回答。そのなかでも「『Portal』の長編映画化が夢である」と同誌に対して明かした運びだ。
ここで語られた『Portal』と『Half-Life』は、Valve社が開発した作品だ。『Half-Life』は物理エンジンを用いた一人称視点のゲームで、『Portal』は空間を繋いで先へと進む脱出系のパズルゲームとなっている。両作ともに人気をほこり、Steamのユーザーレビューでも高く評価されている。
また、パーソンズ氏はインタビューに対し、『バックルーム』の何シーズン分にも相当するストーリーがすでに自身の頭の中に存在しており、「自分の中から吐き出さないと気が狂ってしまいそう」だと語った。
ケイン・パーソンズ氏は、当時16歳だった2022年にYouTubeへ投稿した9分間の短編映像『The Backrooms (Found Footage)』が約2週間で1000万回再生され、記事執筆時点で8200万回以上という大ヒットを記録。その数ヶ月後に17歳で気鋭の制作・配給会社「A24」と長編映画の監督契約を結んだ異例の経歴を持つ人物だ。
その若さでハリウッドの最前線で長編映画を指揮し、1日21時間労働という過酷なスケジュールも乗り越えてきたという。
なお、映画『バックルーム』は、オスカー候補女優のレナーテ・レインスヴェや、名優キウェテル・イジョフォーを主演に迎えており、先日には全米および世界興行収入ランキングで初登場1位を記録したことや、日本国内での公開が決定したことが発表された。
