2025年3月31日をもってアクセス不可能となっていた個人運営のテキストサイト「侍魂」が、5月15日に約20年ぶりに更新されたことがSNSで話題となっている。話題の発端となったのは、インターネットアイドルであるちゆ12歳氏のXアカウントによって7月31日に投稿されたメッセージで、多くのユーザーから反応が寄せられている。
2001年に開設された「侍魂」は、管理人の「健」氏の独特な表現のお笑いテキストがネットで人気を博したサイトだ。とくに中国の人型ロボット「先行者」のGifアニメを扱ったテキストは多くのユーザーを魅了し、今もなお親しまれている。
侍魂
— ちゆ12歳(24周年) (@tiyu12sai) July 30, 2025
ぷららのホームページのサービス終了で4/1に閲覧できなくなったのが、https://t.co/REp0JlIVBI に移設されていたみたいです
ちゆ12歳の最終更新日より侍魂の最終更新日のほうが新しいという状態になったのは6987日ぶりくらい https://t.co/EW7wp4lJOb pic.twitter.com/N9GYs3yznA
2025年5月15日、「侍魂」に投稿したメッセージによると、「ぷらら」の閉鎖によりアクセスが不可能となる予定であった「侍魂」が復活したのは、保存を呼びかけていたヨッピー氏、侍魂を懐かしがっていたインターネット老人会、引受先として手を挙げたロリポップのおかげであることを健氏は語る。
健氏はこの20年の間に結婚して子宝に恵まれ、仕事に子育てに没頭し「気がつけば、あっと言う間におっさんになってました」と語り、読者に向けて感謝のコメントを寄せている。
なにこれ すごいデジャブを感じる・・・
— 健@侍魂 (@sm20010118) July 30, 2025
寝て起きたら、なにやらフォロワーさんが激増している。
感覚的には、ヒットマン事件簿をUPした翌日って感じ。ブラウザを更新するたび、カウンターがまわり、ReadMe!の順位がどんどん上がって、嬉しさよりも驚きが強かったのを思いだした。 皆さんありがとう
また、健氏は自身のXアカウントにて、7月30日に「寝て起きたら、なにやらフォロワーさんが激増している」とコメント。ユーザーからは、「ずっと探していた」、「何度も大笑いした」、「懐かしすぎる」といったコメントが寄せられた。また、トリッキーな動きのロボット「先行者」を取り扱う記事「最先端ロボット技術」に注目が集まった。
https://t.co/ANYpGgjvSw
— 健@侍魂 (@sm20010118) May 25, 2025
ぷららの個人HP閉鎖で消えるはずが、縁あって残すことができました。 ヨッピーさん ロリポップさん インターネット老人会の皆さんありがとうございます
記事執筆時点で、「侍魂」は閲覧可能。おもな記事としては、「ロボット技術の最先端」と、その続編である「最先端ロボット技術 外伝」、「はたして奴は本当にたれパンダなのか?」などがある。2000年代前半の空気感やインターネット黎明期の雰囲気を感じたい方は、ぜひ読んでみてほしい。