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カフカから着想を得た不条理サイコホラーゲーム『PAGER』配信開始。ポケベルで受け取った指令に従い、部屋と部屋を繋げて生まれた異空間を探索せよ

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インディーゲーム制作者のbilge氏は8月6日、Steamにて『PAGER』を配信した。本作は、1990年代のオフィスビルを舞台にポケベルに送られてきた指令に従い建物内を探索するサイコロジカルホラーゲームだ。

配信プラットフォームはPC(Steam)のみで通常価格は1200円(税込)、8月21日まで20%オフの960円(税込)で購入できるリリース記念セールも実施している。なお、現時点では日本語には対応していない。

プレイヤーは謎のオフィスビルに入社することとなった社員となり、ポケベルに送られてきた指令に従い、部屋と部屋を繋げて生まれた60の異空間を探索していくことになる。

各フロアで送られてくる指令は「廊下の右側を進む」や「箱を部屋に運ぶ」といった普通のものもあれば、テーブルに置かれた銃を目の前に「どうすればいいか分かっていますね」というメッセージが送られてくることもある。

また、作中で訪れることになるフロアには、部屋の中央で延々と続く螺旋階段を上る人がいたり、目の映ったテレビが重なっていたりと、不気味でシュールなものが多く存在するようだ。

なお、本作は小説家のフランツ・カフカが手がけた作品によく見られる、不条理で抑圧的な状況な様子を描く概念「Kafkaesque(カフカエスク)」をジャンルとして挙げており、作中では不条理的な描写が行われるようだ。

さらには映画『イレイザーヘッド』などを手がけた映画監督として知られるデビット・リンチ氏、1967年にアメリカで放映された「The Prisoner」、2013年発売の高評価アドベンチャーゲーム『The Stanley Parable』などからも着想を得ているという。

『PAGER』の配信プラットフォームはPC(Steam)で価格は1200円(税込)、8月21日まで20%オフの960円(税込)で購入できるリリース記念セールも実施中だ。

ライター
人生をゲームとインターネットでぐちゃぐちゃに狂わされた炭水化物。 特に『Terraria』と『Minecraft』、『SIREN』。絶対許さないからな。 電ファミではニュースライターとして活動してます。
Twitter:@0_5_m_e

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