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2002年に発売されたポイント&クリックアドベンチャーの名作『シベリア』の「リマスター版」が11月6日に発売決定。オリジナル版と比較する映像が公開

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Microidsは、アドベンチャーゲーム『Syberia』(シベリア)の「リマスター版」を11月6日に発売すると発表した。あわせてオリジナル版とリマスター版を比較するトレーラーを公開している。

対応プラットフォームはPS5、Xbox Series X|S、PC。本作は2002年に発売されたポイント&クリックアドベンチャー『Syberia』のリマスター版となる。

またVR版を発表しており、Meta Quest 3向けに11月13日に発売する。

『Syberia』は、主人公の弁護士「ケイト・ウォーカー」が古い工場の買収の手続きのためフランスの小さな町ヴァラディレーヌを訪れるところから始まる。任務は、巨大企業からの依頼で小さな「からくり人形」工場との買収契約を成立させることだ。

しかしその任務は、「からくり人形」の天才発明家ハンス・ボラルバーグの行方を探す壮大な旅につながり、次第にユーラシア大陸の北の果て、 絶滅したはずのマンモスが生き残っている伝説の島シベリアを探す旅につながっていく。

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(画像はXより)
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(画像はXより)
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(画像はXより)
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(画像はXより)

本作は、ベルギー出身のコミックアーティスト・ゲームクリエイターであるブノワ・ソーカル氏がデザインを手掛けており、独特の幻想的な世界観が高く評価された。なおソーカル氏は2021年に66歳で逝去しており、シリーズ第4作『Syberia: The World Before』が遺作となっている。

今回のリマスター版は、オリジナルのスタイルに忠実なままキャラクターや風景の3Dグラフィックを強化している。このほかゲーム中のパズルがより直感的な体験となるようデザインし直されており、UIやコントロールなども現代の基準に合わせて調整されている。

また発表されたMeta Quest 3版では、通常と違って、一人称視点で展開するようだ。

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(画像はMeta Questの「Syberia 」| Quest VRゲーム | Metaストアより)
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(画像はMeta Questの「Syberia 」| Quest VRゲーム | Metaストアより)

今回のリマスター版では記事執筆時点ではSteamストアページには日本語のチェックマークがついておらず、日本語には対応していないようだ。

オリジナルは日本語版で展開した過去があるだけに、リマスター版でも日本語の対応に期待したい。

ライター
85年生まれ。大阪芸術大学映像学科で映画史を学ぶ。幼少期に『ドラゴンクエストV』に衝撃を受けて、ストーリーメディアとしてのゲームに興味を持つ。その後アドベンチャーゲームに熱中し、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』がオールタイムベスト。最近ではアドベンチャーゲームの歴史を掘り下げること、映画論とビデオゲームを繋ぐことが使命なのでは、と思い始めてる今日この頃。
Twitter:@fukuyaman

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