2025年11月7日に、映画『プレデター』シリーズ最新作となる『プレデター:バッドランド』が全国公開される。監督を務めるのは過去の『プレデター』でもメガホンを取ったダン・トラクテンバーグ氏。
本作は、シリーズ初となるプレデターを主人公とした作品だ。1987年に第一作が公開された『プレデター』シリーズの最新作で、今までのような人間とプレデターの戦いではなく、プレデター側の視点から物語が展開されていく。
掟を破り、一族から追放された新米プレデター「デク」と、半身の女性型アンドロイド「ティア」という異色のバディが、生存不可能とされる“最悪の地”バッドランドで過酷な戦いに挑む本作の誕生には、日本発のゲーム『ワンダと巨像』が深く関わっているという。

『ワンダと巨像』は、『ICO』を手掛けた上田文人らが2005年に開発したアクションゲームだ。青年「ワンダ」と一頭の馬「アグロ」の絆を軸に、幻想的な世界で巨像と戦うこのタイトルは世界的に高い評価を受け、米タイム誌の「All-TIME 100 Video Games」(2012年)にも選ばれている。
『プレデター:バッドランド』も『ワンダと巨像』も、主人公はわずかな武器と相棒を頼りに、過酷な世界を生き延びていく。デクにはアンドロイドのティアが、ワンダには馬アグロが唯一の拠り所となる。そして2人とも、自らの数倍もある強大な存在へと立ち向かっていく。

『プレデター:バッドランド』のダン・トラクテンバーグ監督はこう語っている。
「僕の作品はいつもビデオゲームに影響を受けているんです。その中でも『ワンダと巨像』は最高で、主人公が相棒とペアを組むことで物語が深くなっていく。あのゲームで“相棒”に起きるある出来事は、本当に胸を締め付けられるようでした。だからプレデターが誰かと行動を共にする──そんな構図を描きたくなったんです。」
寡黙なデクと、饒舌なティア。全く正反対の2人が、互いに背中を預けながら生き抜いていく。ワンダとアグロの絆という構造が、38年続く『プレデター』シリーズに革新的な変化をもたらしているとのこと。
監督は「観客がプレデターの背中に“括り付けられて”旅をするような体験にしたかった」とも語っている。
カメラはデクとティアの文字通り背中合わせの旅を追いかけ、観客をその世界観に引き込んでいく。“最悪の地”バッドランドで繰り広げられるサバイバルを、観客は1人のプレイヤーとして、五感を通じて体験していくことになるそうだ。

“最悪の地”バッドランドで描かれる、全く新しいプレデターの物語『プレデター:バッドランド』は、2025年11月7日に日米同時公開となる。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
シリーズ初!プレデターを“主人公”として描く最新章『プレデター:バッドランド』誕生の影には日本発の伝説的ゲーム『ワンダと巨像』があった!
ウォルト・ディズニー・ジャパン㈱(本社:東京都港区)は、映画『プレデター:バッドランド』を2025年11月7日(金)に全国公開いたします。
世界中でカルト的人気を誇る伝説的なシリーズである「プレデター」が、2025年11月に新たな歴史を刻む。1987年の記念すべき第1作目から、高度な科学技術を駆使した宇宙最凶の戦士プレデターと人類の死闘を描き、その唯一無二の世界観でファンを魅了し続けてきた本シリーズ。今回シリーズ初となる、プレデターを主人公として描く新章が始動する―。 生存不可能と謳われる最悪の地<バッドランド>。この地に追放されたのは、掟を破った若きプレデター〈デク〉だ。シリーズ初、プレデターが主人公の完全なる新章。誇り高き戦闘一族から追放され、宇宙一危険な「最悪の地(バッドランド)」に辿り着いた若き戦士・デク。次々と敵に襲われる彼の前に現れたのは、半身の女性アンドロイド・ティア。「狩り」に協力すると陽気に申し出る彼女には、ある目的があって――。「究極の敵」を狩って真の「プレデター」になれるのか、それとも「獲物」になってしまうのか。規格外のコンビが挑む、究極のサバイバルSFアクションが今始まる!
『プレデター:バッドランド』誕生の影には日本発のゲーム『ワンダと巨像』があった!
新米プレデター×半身アンドロイド、異色バディに宿る“ゲーム的サバイバル”


シリーズ初!プレデターを“主人公”として描く最新章『プレデター:バッドランド』(監督:ダン・トラクテンバーグ)。追放された若きプレデター〈デク〉と、半身の女性アンドロイド〈ティア〉の規格外コンビが、最悪の地<バッドランド>で“狩るか、狩られるか”の極限サバイバルに挑む。その誕生の影には──日本の伝説的ゲーム『ワンダと巨像』があった!
■『ワンダと巨像』という“体験”が生んだ、規格外コンビの原点
『ICO』を手掛けた上田文人らが2005年に開発した『ワンダと巨像』(Shadow of the Colossus)。青年ワンダと馬アグロの“絆”を軸に、静謐な世界で巨像と戦うこのタイトルは、プレイヤーに「孤独と喪失」を体感させる芸術作品として世界的に高く評価された。米タイム誌の「All-TIME 100 Video Games」(2012年)にも選ばれており、今なお“ゲーム的叙情”の金字塔として語り継がれている。そしてその精神こそが、『プレデター:バッドランド』の根幹に息づいている。
■“孤独な地で、相棒とともに進む──二つの世界をつなぐ共通構造
どちらの物語でも、主人公は過酷な地で孤独に生き抜かねばならない。ワンダは古えの地で巨像に挑み、デクは生存不可能とされる惑星<バッドランド>で命を賭ける。頼れるのは、わずかな武器と唯一の相棒だけ。ワンダにとっては馬アグロが、デクにとっては半身の女性アンドロイド〈ティア〉が拠り所となる。そして二人とも、自らの数倍もの巨大な存在に立ち向かう。“孤独”“絆”“そして超越”。ゲームと映画の垣根を超えて響き合う、プレイヤー=挑戦者たちの原体験がここにある。今作で描かれるのは、“狩り”というシリーズの原点を再構築しながら、観る者を体験へと巻き込むサバイバル・アドベンチャーだ。
■ダン・トラクテンバーグ監督「プレデターが誰かと旅をする──そこに惹かれた」
「僕の作品はいつもビデオゲームに影響を受けているんです。その中でも『ワンダと巨像』は最高で、主人公が相棒とペアを組むことで物語が深くなっていく。あのゲームで“相棒”に起きるある出来事は、本当に胸を締め付けられるようでした。だからプレデターが誰かと行動を共にする──そんな構図を描きたくなったんです。」
孤高のハンターであるプレデターが、相棒とともに旅をする。寡黙なデクと、感情豊かで饒舌なティア――正反対の二人が、互いの背中を預け合いながら生き抜いていく。ワンダとアグロの絆という構造が、約38年続く「プレデター」シリーズに革新的な変化をもたらした。
■“背中合わせの旅”が描く、究極の没入体験
監督は「観客がプレデターの背中に“括り付けられて”旅をするような体験にしたかった」と語る。カメラはその言葉どおり、プレデター・デクとティアの“背中合わせの旅”を追いかけ、観客をその世界に巻き込む。雨、泥、砂埃、咆哮──“最悪の地”バッドランドは五感を刺激するフィールドと化し、観る者はまるでプレイヤーとして、この惑星のサバイバルを体感することになる。ゲームと映画が交わる“体験の最前線”が、ここにある。
■体感せよ。新たな狩りの世界へ。
狩るか、狩られるか。目指せ、真のプレデター。観客は“プレイヤー”としてデクとティアの冒険に没入していく。かつてコントローラー越しに感じた緊張と昂ぶりが、今度はスクリーンの中で手触りを持って甦る。デクとティアと共に、究極のサバイバルを体感せよ!
2025年、“最悪の地”バッドランドを舞台に描かれるのは、これまでのどの「プレデター」作品とも一線を画す、まったく新しいプレデターの物語。若きプレデター〈デク〉と、謎めいたアンドロイド――極限の地で出会った2人がたどる運命とは?全てを凌駕する、新たなプレデターの伝説がスクリーンを支配する―。
監督:ダン・トラクテンバーグ
キャスト:エル・ファニング
英語原題:『Predator: Badlands』
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
全米公開日:11月7日
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2025年11月7日(金) 日米同時公開!
