京都大学の熊谷誠慈教授、株式会社XNOVA、テラバース株式会社は、仏教経典を学習した生成AIを搭載するヒューマノイドロボット「ブッダロイド」を共同で開発したことを発表した。
「ブッダロイド」は、宗教思想と人工知能を融合し、人とAIの新たな対話可能性を探る実証研究。経典を学習した仏教特化AIにより、相談者の問いに対し、仏教思想に基づく応答を生成する。
「ブッダロイド」は、「仏教経典を学習した対話型AI」「音声対話機能」「合掌・礼・座禅姿勢などの宗教的所作再現」「将来的な宗教儀礼補助の可能性」を備える。
また、本プロジェクトの目指す社会的意義として、株式会社XNOVAが公開したリリース内では、「対面では相談しづらい悩みへの心理的安全性の提供」「宗教現場における人手不足補助」「AI倫理・宗教倫理の交差領域研究」が挙げられている。
なお、株式会社XNOVAは本プロジェクトにおいて、対話AIとフィジカルAIの統合設計およびロボット制御基盤の構築を担当している。

京都大学の熊谷誠慈教授の専門は、仏教学(インド・チベット・ブータン)およびボン教研究。2023年より京都大学 人と社会の未来研究院教授、2025年4月より同副院長、2017年より上廣倫理財団寄附研究部門長を兼任している。
熊谷教授は、伝統知と最新技術を融合させたプロダクトやサービスを開発するテラバース株式会社のCIOでもあり、これまでにも「ブッダボットプラス」「親鸞ボット」「世親ボット」といった仏教対話AIや、仏教文化を五感で体験できる「テラバース仏教仮想世界」などのプロダクトを開発・提供してきた。

以下、プレスリリースの全文を掲載しています
仏教経典を学習したAI搭載ヒューマノイド「ブッダロイド」共同開発
株式会社XNOVA(本社:京都市、代表取締役:八鳥孝志)は、京都大学人と社会の未来研究院熊谷誠慈教授およびテラバース株式会社と共同で、仏教経典を学習した生成AIを搭載するヒューマノイドロボット「ブッダロイド」を開発しました。
本プロジェクトは、宗教思想と人工知能を融合し、人とAIの新たな対話可能性を探る実証研究であり、青蓮院門跡(京都市東山区)にて報道関係者向けに公開されました。
■プロジェクト概要
ブッダロイドは、
・仏教経典を学習した対話型AI
・音声対話機能
・合掌・礼・座禅姿勢などの宗教的所作再現
・将来的な宗教儀礼補助の可能性
を備えています。
本システムには、経典を学習した仏教特化AIが搭載され、相談者の問いに対し、仏教思想に基づく応答を生成します。
■青蓮院門跡での公開について
青蓮院門跡は、天台宗の門跡寺院として長い歴史を持つ格式ある寺院です。
その空間において、AIと宗教思想の融合を体現するロボットを公開したことは、伝統と最先端技術の交差点を象徴する出来事となりました。
■技術的特徴
・宗教特化LLMの設計・チューニング
・意味理解ベースの対話制御
・所作と対話を統合するマルチモーダル制御
・倫理設計を組み込んだ応答制御
XNOVAは、対話AIとフィジカルAIの統合設計およびロボット制御基盤の構築を担当しました。
■目指す社会的意義
・対面では相談しづらい悩みへの心理的安全性の提供
・宗教現場における人手不足補助
・AI倫理・宗教倫理の交差領域研究
今後もXNOVAは、「思想を持つAI」「倫理を内包するロボット」の社会実装を推進してまいります。


