『十角館の殺人』や『Another』などで知られる小説家の綾辻行人氏は、Amazonにて同氏の作品の続編を騙る作品が出品されていることについて、注意喚起を行った。
対象となる作品は、「阿津川」という著者名で販売されている、『続・十角館の殺人』『十角館の再訪』というタイトルのもの。綾辻氏はこれらの作品には全く関わりがなく、『十角館の殺人』の版元に報告。現在問題の書籍はAmazonからは削除されている。
【注意喚起】
— 綾辻行人 (@ayatsujiyukito) April 3, 2026
AmazonのKindleで『続・十角館の殺人』『十角館の再訪』という作品が「阿津川」という著者名で売られていますが、綾辻はまったく関知しておらず、驚きました。誰かが生成AIで勝手に作ったもののようです。ご注意ください。
『十角館の殺人』の版元に伝えて対処中です。
講談社→Amazonの対処で、これらの作品はすでに削除されたようです。存外に速やかな対応でした。お騒がせいたしました。
— 綾辻行人 (@ayatsujiyukito) April 3, 2026
しかし今後、似たような事案が方々で発生するかもしれないので、皆様どうぞご注意を。 https://t.co/uzZw5c6fyU
綾辻氏は、問題の作品に名前を使用されていることで、小説家の阿津川辰海氏が被害を被っていることにも言及。また、阿津川氏も綾辻氏と同様、勝手に続編を騙る作品を販売されているとのことだ。
阿津川辰海さんの『蒼海館の殺人』も、勝手に『蒼海館の殺人 続編』が作られて売られています。これも「阿津川」名義ですが、阿津川辰海さんとは別人。書影に「映像化決定」という嘘まで書いてあって、悪質です。 まったくもう──。
— 綾辻行人 (@ayatsujiyukito) April 3, 2026
なお、Amazonで既存の作品の続編を騙る作品が無許可で販売されている問題については、過去に作家のよしもとばなな氏や村上春樹氏、東野圭吾氏といった著名な作家も被害を受けていた。
綾辻氏のポストの引用欄でも、イラストレーターのlack氏が過去に自身の技法書で同様の被害を受けていたことを報告している。
問題の書籍はすでにAmazonから削除されているが、今後も同様の手口が繰り返される可能性がある。Amazonで書籍を購入される場合は著者名や出版社名を確認するなどして、十分に注意してほしい。
