ゲームクリエイターであるイシイジロウ氏は4月17日、実在の文豪たちが探偵となり事件解決に挑む昭和文豪ミステリー小説『桜桃探偵舎 天沼心中 太宰治と檀一雄の事件簿2』を発表した。
本作は株式会社アメツチが主催し、岡本信彦さん、松岡禎丞さん、村瀬歩さんなど豪華声優が出演する“生演奏”の朗読劇『桜桃探偵舎 天沼心中 太宰治と檀一雄の事件簿2』の小説版にあたる作品だ。
朗読劇は4月18日(土)、4月19日(日)にかけて東京都千代田区の日経ホールにて実施され、小説は朗読劇の会場にて500部限定で販売。価格は税込みで2500円となり、前作『桜桃探偵舎』も100部増刷し販売される。
本作の舞台は昭和10年の日本。
主人公は芥川賞落選、そして薬物依存に苦しむ太宰治と、その盟友として知られる檀一雄。作中では、そんなふたりが「探偵バディ」となり、熱海の密室殺人事件を端緒に、二・二六事件を巡る物語に巻き込まれていく。
作中には中原中也や坂口安吾のほか、実在の青年将校である林八郎、そして思想家である北一輝も登場する。
なにより、公式のあらすじには「待つ身が辛いか、待たせる身が辛いか」という一文が記載されているほか、舞台として熱海の旅館が登場。これらは『走れメロス』の元ネタとされる逸話を想起させる。
こうした事前情報から、ミステリーとしての緊張感、作中に登場する実在の人物たちのバックグラウンドや逸話を踏まえた描写も、大きな見所となりそうだ。

また、本作の表紙イラストは漫画『天草四郎は救いたい』などを手掛ける漫画家のりさ湊氏が担当。作は小説本編はもちろん、デザインや装丁など、表紙イラストを除くすべてをイシイジロウ氏が担当した完全自主制作の作品となっている。
作中の文豪たちの時代の本を模した、クラシックな仕掛けも用意されているそうだ。
なお、本作は続編という立ち位置ではあるが、時系列としては前作よりも過去を描くものとなっている。そのため、いきなり本朗読劇や小説から『桜桃探偵舎』の世界を楽しむことも可能だ。
さらに、前作『桜桃探偵舎』の小説版に関しては、4月13日より電ファミニコゲーマーにて連載している。
電ファミでの連載版は、本作の表紙を手掛けるりさ湊氏による多数のイラスト、イシイジロウ氏による用語解説、そしてテキストや背景アニメーション演出などを盛り込んだデジタルノベル版となっているため、新作の予習にも、すでに前作を楽しんだ方の復習にも最適な作品となっているだろう。
本作は朗読劇の会場にて販売されるが、記事執筆時点では一部公演の当日券のみイープラス、チケットぴあにて販売されている。
本記事にてイシイジロウ氏の小説に関心を持った方は、ぜひ朗読劇とあわせて楽しんでみてはいかがだろうか。
以下、プレスリリースの全文を掲載しています
ゲームクリエイターイシイジロウの小説第二弾内容は太宰治と檀一雄のバディ探偵モノ「桜桃探偵舎天沼心中 太宰治と檀一雄の事件簿2」
イシイジロウ原作の生演奏朗読劇「桜桃探偵社天沼心中」が来る4月18日(土)~4月19日(日)、日経ホールで行われます。
その小説版を原作者本人が執筆!私家版(自費出版)にて会場で販売します。
初版限定の特別装丁。
2500円(税込)B6 表紙込み202p 初版500部限定
(第一巻「桜桃探偵舎」も第三版100部増刷)
あらすじ
昭和十年。 芥川賞落選と薬物依存に追い詰められた太宰治は、才能と生の意味を見失っていた。 親友・檀一雄は、そんな太宰を救い出すように、かつての遊戯〈桜桃探偵舎〉の再始動を持ちかける。 だがそれは、単なる文学者の気晴らしでは終わらない。 熱海の密室殺人を端緒に、異端思想家・北一輝、青年将校・林八郎、そして帝国陸軍の暗部が浮かび上がり、時代は二・二六事件へと雪崩れ込んでいく。 言葉しか武器を持たぬ作家たちは、真実と権力の狭間に立たされる。 書くことは、生きることか。〈桜桃探偵舎〉は、文学が命を賭けていた時代へ踏み出す。 「待つ身がつらいか、待たせる身がつらいか」
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表紙イラストは、りさ湊さん(漫画家 集英社『ウルトラジャンプ』で『天草四郎は救いたい』を連載中)。私家版(自費出版)で、一般の書店には並びません。紙の出版のみでデジタル出版はありません。文豪たちの時代の本を模したクラシックな仕掛けもあります。
小説の文章だけでなく、装丁のテザイン、帯のデザイン、本文の編集・校正、レイアウトまで全てイシイジロウが担当。完全自主制作出版です。
以下は舞台の情報です。
「桜桃探偵舎天沼心中太宰治と檀一雄の事件簿2」
https://ame-tsuchi.co.jp/stage_ototantei/
4月18日(土)12:00 / 16:30
4月19日(日)12:00 / 16:30
45分前開場
2時間程度を予定しています
日経ホール
東京都千代田区大手町1丁目3−7日経ビル 3F
出演
4/18
岡本信彦
大塚剛央
堀江瞬
松岡禎丞
野島健児
森久保祥太郎
4/19
今井文也
浦和希
村瀬歩
櫻井孝宏
神尾晋一郎
安元洋貴
アンサンブル
森保まどか
照井悠希
下鶴直幸
演奏
吉田健一(吉田兄弟)
村田恵子
森保まどか
あらすじ
昭和十年。
芥川賞落選と薬物依存に追い詰められた太宰治は、才能と生の意味を見失っていた。親友・檀一雄は、そんな太宰を救い出すように、かつての遊戯〈桜桃探偵舎〉の再始動を持ちかける。
だがそれは、単なる文学者の気晴らしでは終わらない。熱海の密室殺人を端緒に、異端思想家・北一輝、青年将校・林八郎、そして帝国陸軍の暗部が浮かび上がり、時代は二・二六事件へと雪崩れ込んでいく。
言葉しか武器を持たぬ作家たちは、真実と権力の狭間に立たされる。書くことは、生きることか。〈桜桃探偵舎〉は、文学が命を賭けていた時代へ踏み出す。
「待つ身がつらいか、待たせる身がつらいか」
企画・プロデュース 安藤匠郎
原作 イシイジロウ
演出 扇田賢
イラスト りさ湊
音楽 水流ともゆき
メインテーマ 吉田健一




