木々津克久氏の描くマンガ『名探偵マーニー』のKindle版が全巻「99円(税込)」と破格のセールを開催中だ。全11巻をまとめて購入しても、定価5808円のところ1089円(税込)と破格になっており、SNSで話題を集めている。
このセールをきっかけに、本著はAmazonランキングの上位を独占。セールを機に本著を読んだユーザーからは、「1話完結で読みやすい」、「伏線回収が見事」、「ゾクッとする人間ドラマが面白い」と、SNSで再評価の声が次々と上がっている。
過去に本著を読んでいた読者からは、「相変わらず主人公が酷い目に遭う描写の解像度が高い」、「木々津先生特有の描くダークなテイストやフェティシズムが最高」といった声も挙がっており、本著のブラックな展開をなつかしみつつ、新規読者へおすすめする様子も見られた。
また、これらの話題を受けて本著の作者である木々津克久氏が自身のXアカウントでも反応。「マーニーさんが話題になっていると聞いたもので」とコメントし、「久しぶりのマーニーさん」というタイトルで4コママンガを新たに描き下ろしている。
新規描き下ろしマンガの公開ということでユーザーは大いに盛り上がった。内容としては、話題になっていることを知らされたマーニーが「ああ 映画の──前も同じことが…」と話し、スマホで調べものをするシーンが見られる。
マーニーさんが話題になっていると聞いたもので pic.twitter.com/KgFdPWsQUb
— 木々津克久 (@kigitsu) May 13, 2026
これは、2014年にスタジオジブリの映画『思い出のマーニー』が公開された際にも、本作が検索などで混同され話題になったことをパロディにしたネタと思われる。
木々津克久氏は過去にも2014年に発売された週刊誌のコメントで「マーニーとつく映画を観てきました。不思議な気分です」とコメントしており、当時の背景を知っているユーザーにとっては、思わずクスッとさせられる内容となっている。
この投稿に対し、ユーザーからは「マーニーをよくない目で見てごめんなさい」、「これを機にアニメ化してほしいです」、「作者からの燃料投下だ」といった声も挙がった。

この度話題となった『名探偵マーニー』は、2012年から2014年にかけて週刊誌「週刊少年チャンピオン(秋田書店)」で連載されたミステリーマンガだ。単行本は全11巻まで発刊されており、物語は完結している。
主人公は、探偵業を営む父を手伝うぼさぼさ頭の女子高生マーニー(本名は真音)だ。彼女は学校の友人や知人から持ち込まれる奇妙な事件や依頼を受け、集めた手がかりから事件の情景を頭の中で構築する「思考世界(シンキングワールド)」へ没入して推理し、事件の解決に挑む。
一例として、第2話ではダイイングメッセージを遺した友人が「他殺なのか調べてほしい」と依頼されたマーニーが、対象の自宅を調査して現場に残されたわずかな痕跡から隠された真実を導き出す。
そこでは単なる事件の解決というよりは、亡き友人が抱えていた切ない“想い”のようなものがつづられており、読者からも高く評価されている“人間ドラマ”部分に焦点があてられている。
『名探偵マーニー』10年以上前の完結作なのに突如ランキング異常値を叩き出してる… https://t.co/cygaI0ghcK pic.twitter.com/6cZNgG5qr1
— チャンピオンクロス (@championcross) May 13, 2026
なお、チャンピオンクロスの公式Xアカウントでは『名探偵マーニー』が10年以上前に完結した作品ながら「マンガランキング3位」に浮上していることを「異常値」と反応。週刊少年チャンピオン編集部のアカウントからも、Amazon少年マンガの売れ筋ランキングトップ11を独占していることを喜ぶ声が投稿された。
この投稿に際し、ユーザーからは、「すごい」、「時代を先取りしすぎたマンガ」といったコメントが寄せられている。
『名探偵マーニー』のKindle版は全巻99円となるセールを開催中だ。
