Discordは7月7日、公式サポートアカウントにて、先週末に安全システムの誤作動により約200アカウントを誤ってBANしていたと発表した。影響を受けたアカウントはすべて復旧済みとのこと。あわせて、2026年5月から先週までのあいだに、約8200アカウントが同じバグの影響を受けていたことも明らかにした。
This weekend, our safety systems incorrectly triggered and banned around 200 accounts. Everyone affected has been reinstated.
— Discord Support (@discord_support) July 7, 2026
Here's what happened. A thread 🧵 https://t.co/wXH32iiv8I
今回の声明は、あるXユーザーによる7月6日のポストを引用する形で投稿されたもの。元ポストは、DiscordのAIモデレーションにはスプレッドシートやチェス盤、『Minecraft』のインベントリなど、あらゆる正方形のグリッド画像をCSAM(児童の性的虐待コンテンツ)として検知してアカウントを永久BANする脆弱性がある、と主張するもの。
修正までは画像の送信を控えるよう促し、サーバー管理者には画像やGIFの投稿権限を無効化することも勧める内容で、記事執筆時点で表示回数は270万件を超えるなど、大きな注目を集める噂だった。
それに対して今回発表されたDiscordの説明によると、同社のシステムは投稿されたコンテンツを既知の有害素材と照合し、疑わしいものにフラグを立てる仕組み。この照合では誤検知が起こりうるため、措置を取る前には必ず担当スタッフが内容を確認しているという。
本来の挙動では、確認が済むまでアップロードが一時的に停止されるだけで、アカウントのBANは行われない。しかし、バグによってBANが発生したうえ、スタッフの確認で問題なしと判断されたあとも、同じバグでBANの解除が自動処理されず、BANされたままになっていたという。
Discordは、このバグの影響を受けたアカウントは2026年5月から先週までで約8200件にのぼり、これに先週末の約200件が加わるとしたうえで、影響を受けたすべてのアカウントのBANを解除したと説明。
「これが自分のアカウントに起きたのなら、納得できる説明ではないと理解しています。我々はもっと早くこの問題を捉えるべきでした」という趣旨のコメントを添え、同じ問題が気づかれないまま再発することがないようセーフガードの改善を進めているようだ。また、もしアカウントにまだ問題が残っている場合は、公式声明のスレッドに返信するよう呼びかけている。
