一人称視点の砲撃シミュレーション『IRON NEST: Heavy Turret Simulator』が、本日Steamでリリースされた。開発・販売はNick Nieuwoudt氏とDominik Latos氏の2人組で、日本語にも対応の作品だ。
舞台となるのは、第一次世界大戦が起きなかった1920年代後半のスペイン。王政主義が権力を握る一方、共和主義者による反乱が全土へ広がりつつある内戦寸前の情勢だ。プレイヤーは陸上砲撃要塞「IRON NEST」のオペレーターとして、その戦場に身を投じる。
本作の最大の特徴は、砲撃に必要な工程を“何から何まで自分の手”で行う点にある。5000トン級の巨大砲塔を、レバーやダイヤル、ボタンの操作だけで動かしていく。最高司令部から命令は下るが、そこから先はすべてプレイヤーが引き受けることになる。
(画像はSteamより)
まずは情報を受け取るところから始まる。手元には電文を紙に打ち出す通信機が2台あり、一方には司令部からの最優先の命令、もう一方には前線からの報告が届く。プレイヤーはそれを読み取り、机上の作戦マップに書き込んでいく。このマップは狙う地点を割り出すための道具でもあり、戦況を把握するための窓でもある。砲撃を重ねれば地形はえぐれ、その跡が残り続けるという。
続いて照準を合わせる作業だ。目標までの距離などの測定値を機械に打ち込むと、弾道計算機がどう撃つべきかを算出してくれる。あとは砲身の角度を決めるレバーと、火薬の量の調整だ。火薬を多く詰めれば砲弾は遠くまで飛び、少なくすれば手前の敵陣へ弧を描いて落ちる。数字がひとつ合っていないだけで、強烈な一撃がまるで見当違いの場所に着弾してしまう。
(画像はSteamより)
徹甲弾や煙幕弾など、30種以上の砲弾が使用可能。数千トンの鋼鉄の砲撃要塞は機体を動かすのも一苦労で、旋回にはそれなりの時間がかかる。そしてその巨体を動かす時間そのものが、この作品の手触りになっている。
Steamストアページには海外メディアの評価も掲載されており、Kotakuは「呆れるほど緻密だ。だが……神に誓って言おう、最高に気持ちがいい」と評した。
『IRON NEST: Heavy Turret Simulator』はPC(Steam)向けに配信中。シングルプレイ専用で、体験版も公開中だ。







