作家の乙一氏が制作したローグライクのフリーゲーム『Minimal Rogue』が、itch.ioにて公開されている。ブラウザ上で無料でプレイでき、日本語と英語に対応。ゲームの制作にはClaude Codeが使用されているという。
Claudeで作ったローグ系のフリーゲームです。最下層到達までは数十億年かかりますが、100階到達でエンディングがひとまず流れます。https://t.co/IrvH8PEf5j
— 乙一 (@adachihirotaka) August 25, 2026
ゲーム内容は、その名のとおりオリジナルの『ローグ』の系譜に連なるものだ。プレイヤーの分身は「@」の1文字で表され、矢印キーでダンジョンを移動していく。敵は「E」で表示され、その方向へ矢印キーを入力すれば攻撃、スペースキーで防御となる。
敵を倒してレベルアップし、魔導書といったアイテムを集めるなどして自身を強化。フロア内の「〇」マークに到達して下の階に降り、より深くまでダンジョンに潜ることが目的だ。


アイテムを拾うとテキストウィンドウが立ち上がり、その使い方を教えてくれる。アイテム解説の際に差し込まれる世界観を匂わせるような表現や、プレイヤーと同じく「@」で表されるNPCとの会話など、作家制作のゲームならではの要素も垣間見える。
プレイ時間は、基本的な攻略で3〜5時間ほど。100階に到達することでエンディングが流れるとのこと。フロア移動時にはオートセーブが行われ、タイトル画面から中断したフロアの開始地点からの再開が可能だ。


乙一氏は1996年、16歳で執筆した『夏と花火と私の死体』が第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞し、デビューした小説家だ。2003年には『GOTH リストカット事件』で本格ミステリ大賞を受賞。『ZOO』『暗いところで待ち合わせ』『きみにしか聞こえない』など、映画化された作品も多い。
本作の制作について、乙一氏は自身のnoteで「今年の春頃、Claude Codeがおもしろくて、何となくゲームを作っていました」と説明。「RPGツクールのような楽しさがありました」と振り返っている。音楽の生成にはSuno AIが使われており、本作は全編がAIによって制作されたという。ソースコードはMITライセンスのもとGitHubで公開されている。
『Minimal Rogue』はitch.ioにて公開中。なお乙一氏によれば、スマートフォンの画面サイズへの対応は途中で止まっているとのことで、PCの画面でのプレイが推奨されている。
