【田中圭一連載:バーチャロン編】「ロボットが主役のゲームは絶対にヒットしない」。亙重郎はどのように社内の反対を乗り越え、業界のジンクスを覆したのか【若ゲのいたり】

第9話のあらすじ


 1980〜1990年代というゲーム業界の「青春期」に大奮闘したゲームクリエイターたちの、熱くて、若くて、いきすぎた思い出を田中圭一先生がたずねる『若ゲのいたり〜ゲームクリエイターの青春〜』

 


 第9回は、1995年にセガ(現セガゲームス)からリリースされたアーケードゲーム『電脳戦機バーチャロン』の生みの親・亙 重郎さんをゲストにお迎えしました。

 

 

 『バーチャファイター』の大ヒットにより、業界のトレンドはポリゴンにシフトしていく最中、“ローポリゴンでもロボットならゲームファンを魅了できるはず”としてアクションを起こしたのが亙さんでした。
 しかし、当時の業界には「ロボットが主役のアーケードゲームはヒットしない」というジンクスがまことしやかに囁かれており、企画段階から上層部の大反対が……。

 


 「コケたら左遷だ!」「半年で結果を出せ!」「ロケテのインカムは最低でも2万!」──そんな、ロボゲー反対派からの相当なプレッシャーにも圧し潰されず、貫き続けた亙さんの想いとは何だったのでしょうか?

 また、ゲームバランスの調整をコツコツ続けたおかげで評判を呼び、ゲーマーからの支持を受けていよいよリリース!……というその最後の最後に待っていた、まさかの熱いどんでん返しとは……?

 


 そのピンチをくぐり抜け、ついにはロボットバトルゲームの金字塔を打ち立てた亙さんが明かす、『バーチャロン』開発エピソードをお届けします。(編集部)

作者
1962年5月4日大阪府枚方市生まれ。近畿大学法学部卒業。大学在学中の83年、小池一夫劇画村塾(神戸校)に第一期生として入学。翌84年、『ミスターカワード』(『コミック劇画村塾』掲載)で漫画家デビュー。86年開始の『ドクター秩父山』(『コミック劇画村塾』ほかで連載)がアニメ化されるなどの人気を得る。大学卒業後はおもちゃ会社に就職。『週刊少年サンデー』にも不定期で『昆虫物語ピースケの冒険』(89〜91年)を連載した。パロディを主に題材とした同人誌も創作。最新刊は2017年1月刊『うつヌケ』(KADOKAWA刊)、『田中圭一の「ペンと箸」』(小学館)。
Twitter:@keiichisennsei

(C)SEGA CHARACTER DESIGN:KATOKI HAJIME
(C)2017 鎌池和馬
キャラクターデザイン・原作イラスト/はいむらきよたか
Licensed by KADOKAWA CORPORATION ASCII MEDIA WORKS

【シリーズ最新作は『とある魔術の禁書目録』とのコラボ!】

 

 亙さんの子どもであり分身でもある『バーチャロン』シリーズに、新たな動きが!
 電撃文庫『とある魔術の禁書目録』とのコラボタイトル『電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機』が、PS4/PS Vitaソフトとして2018年2月より発売されたのです(DL版もあり)。


 シリーズ最新作のリリースは、2003年『電脳戦機バーチャロン マーズ』発売から、じつに15年ぶり。往年のファンには“懐かしさ”が、若いゲームファンには“新鮮な驚き”が味わえるハズなので、今回の『若ゲ』を読んで気になったアナタ、ぜひプレイしてみてください!

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