ニンテンドーは本日、Nintendo Switch Online加入者向けに提供されている『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』に、新たに『ソロモンの鍵』、『熱血高校ドッジボール部』、『マリオオープンゴルフ』の3本を追加したと発表した。
これらはかねてより発表されていたものだが、他にもう一本、『ゼルダの伝説 お金持ちバージョン』もサプライズで追加されている。
このお金持ちバージョンは裸一貫でスタートする『ゼルダの伝説』に比べ、リンクは最初からルピーとアイテムを大量に所持している。装備も充実しており、ホワイトソードやマジカルシールド、ブルーリングにパワーブレスレットを始めから装備済みだ。ハートの初期値も3つから倍の6つとなって、初心者でもプレイしやすくなっている。
初代『ゼルダの伝説』はシリーズでも特に難度の高い作品として知られているだけに、難しすぎてクリアーを諦めざるを得なかったプレイヤーでも、お金とアイテムの力で今度こそガノンを倒すことができるかもしれない。
なお、日本語版では言及されていないが、英語版となる『The Legend of Zelda – Living the life of luxury!』では、一度クリアすれば難しい「Second Quest」に挑戦できることが明らかにされている。
「お金持ちモード」のように古いゲームを当時のまま、しかし遊びやすい形で移植するというのは面白い試みだ。今後もプレイヤーの心を折るような難しいゲームがより遊びやすい形で移植されるのなら、ただのファミコンゲーム集に終わらない『ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online』独自の強みとして大きな売りになるはずだ。
文/古嶋誉幸