アメリカのゲーム企業Blizzard Entertainment(以下、Blizzard)はTwitterにて、「Blizzard日本公式アカウント」をオープンした。
これまで『Overwatch』や『Hearthstone』など、個々のゲームの日本語アカウントは開設されてきたが、会社自体のアカウントはこれが初めてとなる。なお今回アカウントを開設したBlizzard、『Call of Duty』や『Destiny』で知られるActivision、『キャンディ・クラッシュ』のKingは、それぞれ2007年に設立された「Activision Blizzard」の子会社に当たる。
『JAPAN BLIZZCON PUBLIC VIEWING PARTY』11月3日に開催!BlizzCon2018を観戦し、夜通し盛り上がろう🔥
— Blizzard Entertainment日本公式 (@blizzard_jp) October 26, 2018
《内容》
🏆オーバーウォッチワールドカップ 観戦
🏆ハースストーン グローバルゲーム観戦
🎮Nintendo Switch版 ディアブロⅢ 先行体験
and more…!
イベントの詳細:https://t.co/qP8JbDbVPD pic.twitter.com/oIjbXZi81E
ツイッターアカウントでは、日本時間で11月3日から4日にかけて行われるBlizzCon 2018のOverwatch World CupとHearthstone Global Gamesをライブビューイングで観戦する、「JAPAN BLIZZCON PUBLIC VIEWING PARTY」の告知を行っている。
現在までBlizzardは日本に支社を持っていなかったが、DadZ氏が日本地域のコミュニティマネージャーを担当していた。
《イベント情報》
— Blizzard Entertainment日本公式 (@blizzard_jp) October 26, 2018
『JAPAN BLIZZCON PUBLIC VIEWING PARTY』では、サイドイベントとしてオーバーウォッチ FLASH OPS🕹️を行います!
賞品には #BlizzCon 2018来場者に配られる「BLIZZCON 2018 GOODY BAG」が登場!ヒーローの参加を待っている!
イベントの詳細:https://t.co/qP8JbDbVPD pic.twitter.com/5RqwB2GSL9
Blizzardの作品においては、これまでソースネクストが『Warcraft 2』と『Starcraft』の、カプコンが『Warcraft3』や『Diablo II』の日本語版をそれぞれ発売している。『Warcraft3』がリリースされて以降、しばらくBlizzard製ゲームの日本語版は発売されず、2004年にリリースの人気MMORPG『World of Warcraft』も日本国内では展開されてこなかった。
しかし2013年に『Diablo III』がPlayStation 3とXbox 360に移植され、スクウェア・エニックスから日本語版が発売。『Warcraft3』の拡張版である『The Frozen Throne』日本語版から、ほぼ10年ぶりにBlizzardのゲームの日本語版がリリースされたことで話題となった。
その後もスクウェア・エニックスからは、日本語版『Overwatch』がPlayStation 4でリリース。また、2018年12月27日には、Nintendo Switchで『Diablo III Eternal Collection』が日本で発売される。
これまでBlizzardは自社ゲームの日本展開は販売代理店を通して行っていたが、ダウンロード販売が主流になりつつある昨今の状況を受けてか、PC版『Overwatch』や『Hearthstone』など直接日本で展開しているゲームもある。
一時期はファンたちの間で、「Blizzardが日本での展開に積極的ではないのは代理店の失敗のせいだ」といった噂がまことしやかに語られる程、日本での展開は少なかった。しかし、現在では日本でのオフィシャルイベントが開催されているなど、注目される市場のひとつになったようだ。
今後はUbisoftの「UBI DAY」のように、Blizzardが主催する日本独自の大きなイベントも開催にも期待したい。
文/古嶋誉幸