1995年に発売されたアクションゲーム『スーパードンキーコング2』の隠しコマンドが新たに発見されたと話題を呼んでいる。海外コミュニティの間で報告されたものが、日本ではRTA走者の「とんこつ / Tonkotsu」(以下、とんこつ)氏によって大きく拡散された。
コミュニティの投稿によると、ポーズ画面中に「右+Y、左+A、上+B、下+X」と入力すると、マップ画面に戻ることができるという。なお、とんこつ氏によると、このコマンドはクリアしていないコースでも有効であるという。
スーパードンキーコング2の新たな隠しコマンドが発見されました!
— とんこつ / Tonkotsu (@tnkt_kong) November 5, 2024
ポーズ画面中に
・右+Y
・左+A
・上+B
・下+X
と入力すると、マップ画面に戻ることができます
(まだクリアしていないコースでも有効) pic.twitter.com/9bVls511tP
海外のDiscordコミュニティである「DKC Speedruns」では、h4v0c21氏の発見であるとして、BlueImp氏がこのコマンドの存在を知らせている。投稿に対し「これは凄い」、「デバッグ用のコマンドだろうか」、「伝説級の発見だ」と、スピードクリアを目指すプレイヤーたちにとっては大きな発見であるためか、盛り上がりを見せている様子だ。
とんこつ氏本人に、「この隠しコマンドはこれまで発見されていなかったものなのか?」と確認したところ、とんこつ氏は「少なくともスピードランコミュニティでは知られていませんでした」と回答。同時に「(知っていれば)使わない手はない」とも語っており、やり込みプレイヤーの間でさえ、ほぼ知られていなかったコマンドであることがうかがえる。
また、「実際のスピードランでは活用が見込めそうなのか?」という質問には、「現状では用途は限定的ですが、活用できるシーンもあります」として、ミスをした際にわざとやられてやり直すといったシーンや、ソフトロックが発生し進行不能となるシーンでリカバリーとして有用であると回答している。
1995年にスーパーファミコンに向けて発売された『スーパードンキーコング2』は、キャプテン・クルールにさらわれたドンキーコングを救出するため、ディディーとディクシーが冒険の旅に出るアクションゲームだ。
ドンキーコングと比較すると体の小さい2人だが、協力することで1人では行けない場所へ行くことができるといった要素で行動の幅が広がった。また、従来の作品と同様、ふたりの冒険を助けてくれる「アニマルフレンド」も登場する。
発売から約29年経った現在、新たなコマンドが発見された『スーパードンキーコング2』は、月額制サービスNintendo Switch Onlineに加入することでプレイ可能だ。